南無煩悩大菩薩

今日是好日也

繊細が故への恥の処方

2019-06-17 | 世界の写窓から
(photo/source)

恥を強く感じれば感じるほど、体験や感情を他者から隠そう、さらには自分自身からも隠そうという意識が働く。

したがって、恥に対処する一つ目の方法は、恥を表に出すことである。なぜ恥を感じているかがわかれば、自分の気持ちと折り合いをつけることができ、うまくコントロールできるようになるだろう。

二つ目の方法は、もしこれが自分ではなく友達だったら、どんな言葉をかけるだろう、と自問するとよい。きっと励ましたり助けたりして、前に向かうためのアドバイスをするのではないだろうか。

この問いは、ネガティブ思考に囚われている自分に気付かせてくれるし、恥の感情に打ち勝つ助けになる。

心理学的にも認められていることだが、このように感情を立て直そうと努めることは、健全な自尊心を育て、自分は価値ある存在だという意識や適切な帰属意識を培い、自己受容を強めてくれる。

また、恥を感じた時に、逃避や反撃などの不健全な反応をしなくなるのにも役立つ。

-マンフレッド・F.R.ケッツ・ド・ブリース

(切抜/参照

銃爪 坂本冬美
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