南無煩悩大菩薩

今日是好日也

ほれ。風。

2005-02-11 | 日日是好日。
元気ないやん。

どないしたん。

調子わるいんか?

具合わるいんかいな?

うまくいかんのか?

怒られたん?

いじめられたん?

ふられたんかい?

辛気臭い顔してないで。

もしかして立ち止まってないかい?

まぁ人生いろいろあらぁな。ぼよよ~ん。や。

ほれ! 風。



背中をポン!と押してくれるのは、あんがい変なおじさんかもしれない。

日々是好日。

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男というもの。

2005-02-10 | 日日是好日。
鵬程万里 果てもなく 
  太平洋の 岸のべに 
   武よりわけの 益荒男は 
     海の 愛児と 生まれたり

木を切り 船を造り 海に乗り出で 大海原を我が物とする。

義を重んじ 信を問い 忠ならんと欲す。
武をわきまえ 厳をいとわず 強くあれ。

益荒男。 偉丈夫。 もののふ。 たけきもの。 つわもの。

古来男の生き様にまつわる 男の形容詞がある。

武士は食わねど 高楊枝。
命落としても 名を汚さず。
泣くな 男だろ。
男子一生の本懐。
やると思えばなんでもやるさ それが男の意気地じゃないか。


人間は本来女性であり、出来損ないが 男であるとも言う。
生殖に限れば、確かに役割はほとんどなく、きっかけに過ぎない。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるか。

あんた。男だねぇ。
あたしゃ 惚れちまったよ。

どこにある。
現在の男というもの。
その 道天地。

南無煩悩大菩薩。 
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愛着。

2005-02-09 | 日日是好日。
愛着があるからといって 愛があるわけではない。
終着があるからといって 終わったわけではないように。

誰彼といわず 愛着とうものの対象物は持っている。
対象物である以上 対象がなくなればそれは消える。

唯物的とは ただもの的ではない。
対象とする物 を抜きには頭が回らないことをいう。ゆいぶつ。
唯物的もどうかとおもうが 唯金的な人は かなりいるでしょう。

もとい。

通常、物に対して 愛着は持つ。
愛着ある人。 なぞとは言わない。
対象物として 安定性にかけるため 思いや 経験の投影機能が弱まるからだろう。

・・・・

あい さんさんと~
ひと ちゃくちゃくと~
このみをおもい~ いきてるあかし~
そこに みつけたいから~
じんせ~え~~て~ ふしぎ~なもので~すね~ 

・・・・。

ゴミ捨て場に捨ててあった 大正時代の自転車 ローヤル号。
錆びと パンクと 蜘蛛の巣と 汚水まみれのヌカまみれ
引っ張り出して とぼとぼと
押して帰って 再生プラン。
背筋伸ばして 走らせば ああ いい景色 大正ロマン。

・・・・・・

自転車。こわれた。
じかんをつくらず いっこも 乗らずにいたから。
駐輪場の 片隅 錆びて 汚れて 腐って こわれた。
廃棄物と 思われ ごみの 山の 中に つまれた。
う~う~ うう~うう~うう~ う~う~

・・・・・・・。


愛着は確かにあった。
無くなったのは愛着か。
亡くなったのが愛着か。
消えたのは自転車。


愛着があったからといって 愛してたわけではない。
終着があったからといって 終わったわけではない。
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カラスの仁吉。

2005-02-08 | 日日是好日。
はしぶと烏の仁吉は困っていた。

あっち立てれば、こちらが立たず。
こっち立てれば、あちらが立たず。

遠山に金の字という、杯をかわした兄弟はいるが、こんなことで相談する気にもなれない。

三途の川の渡し舟。
一丁派手にやってみるか。

とひとりごちながら、仁吉はふんどしを締めなおした。

からす 何故泣くの 烏は山に~。
7つの子があるから泣いているのではない。
今の仁吉にとって、大事なのは何よりも面子であった。

男烏としてのメンツ。
仁吉は死ぬ気で居た。

よし!どっちに転ぼうが、是で人様に迷惑かけることはない。
考えが決まると、仁吉は妙に笑えてきた。
死ぬかもしれないのに、なんだか楽しくなってきたのである。



・・・。おっさん!おっさん!
ほへ?
よだれ垂らして、何にニヤついてるんでっか!
・・夢か・。


日日是好日。
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将器。

2005-02-07 | 日日是好日。
人のうつわについて。 器量のこと。

どんな人でも、その人なりの「うつわ」を持っているだろう。

物事を学ぶ場合でも、器いっぱいになれば、もう取り入れることはできない。
新しく取り入れる場合は、中身を捨てるか、器を大きくしなくてはいけない。


幕末の志士、坂本竜馬は、勝海舟に西郷隆盛の人物像を聞かれ、こう答えたという。
「小さく打てば、小さく響く。大きく打てば、大きく響く。とらえどころのない、大器量の持ち主である」と、最大級の賛辞を送っている。器の大きな人物同士だからこその見立てであろう。

器の違いが大きすぎると、お互い阿呆に見えるとも言う。


将器とは、与えられている立場に要求されるその人の器量。
対応できる器ではない状態では、双方に悲劇となる。


一将功なりて 万骨枯る。


自分自身の器を知ってこその、幸せも多い。



南無煩悩大菩薩。
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衝動。

2005-02-06 | 日日是好日。

芸術的な衝動に

ふっつりと。駆られるときがあります。

何かを表現してみたいときがあります。

感情などというものは、うまくは伝わらないものです。

胸を焦がす恋心でさえ、正確に伝えるのは不可能に近い。


芸術的な衝動は、人間全員が持っているものです。
人間の他の活動と、なんら変わりがあるものではないようです。
そうした活動を行うのは、人生や世界についての情報を表現し伝えたいからです。

しかしなぜ人があることを表現するのに言葉ではなく、
ある芸術的手段を用いるかということです。

むむむむ。飲みたい衝動に駆られてしまった。

インスピレーション。
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じぞうくん。

2005-02-05 | 日日是好日。
  ぼくは 京都は三千院の庭に立っています。
       身の丈 1尺5寸ぐらいの 小さなじぞうです。


   雨が上がり 薄日がこぼれて来たときの 朗らかさが好きです。

    たまに 同じ視線で 見てくれる おじさんがいます。

      うれしいので にっこり ほほえんでしまいます。

  おじさんの おもってることがわかるので ぼくも一緒にお祈りしてしまいます。

     おじさんにわかる ぼくの気持ちは おじさんの気持ち。
       ぼくにわかる おじさんの気持ちは ぼくの気持ち。

         後姿が見えなくなっても ぼくはずっと手を合わせて見送ります。 

    あ。暖かい日差しが いっぱいに広がってきました。




歩きつかれたので 一休み。
なんでもわかりますね。おじぞうくん。
春になれば 花が咲いて 鳥が鳴きます おじいさん。
にっこりわらう  にっこりわらう  あした天気にな~れ。

おじさんはぼく。
ぼくはおじぞうさん。

じぞうくんも やがて おじぞうさんになるだろう。


日日是好日。
 
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観自在。

2005-02-04 | 日日是好日。
むかし。むかし。それはむかし。

茶壷の中に 
3匹のサルが暮らしていました。

名前を 巳(み)猿くん。帰化(きか)猿ちゃん。違和(いわ)猿くん。といいます。

巳猿くんは、自分中心で、自分に都合の悪いところは、何も見ようとしません。
帰化猿ちゃんは、外国生まれで、言葉が難しい為、何も聞こうとしません。
違和猿くんは、そんな二人に違和感を感じ、何も言おうとしません。

巳猿くんは、何も言ってくれない、何も聞いてくれない、2人を相手に
帰化猿ちゃんは、何も言ってくれない、何も見てくれない、2人を相手に
違和猿くんは、何も見てくれない、何も聞いてくれない、2人を相手に

何も気付かないままに、茶壷の中で、幸せに暮らしました。とさ。


ズイズイ ズッコロバシ ごまみそ ズイ
    チャツボに終われて どっぴんシャン!
           まけた~ら ドンどこショ
  んなこと ないか~ら チャレンジして ちょ あ チョーちょー チョ!
         チャンスが呼んでも ピンチが呼んでも
                  うらみっこな~し~よ!
              茶つぼ~を でたか~ら ドつぼ~になったの だ~れ?




見て、話して、聞いて。
見られて。言われて。聞かれて。
なんぼ。

多面的に物事を知ると。観自在。
その気にさえなれば、いくらでも面白いことはある。
南無観自在。
南無煩悩大菩薩。
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腹心。

2005-02-03 | 日日是好日。
ふくしん。

親子でもない。
親友でもない。
恋人でもない。
部下でもない。
上司でもない。
同僚でもない。
私には金がない。
もとい。
先生でもない。
生徒でもない。
太陽でもない。
影でもない。
私はハゲでもない。
もとい。

自分の腹や心と同じと思える人。
二つで一つ。

二つ並んだ赤と白。
漬物?
それは、ふくじん。

もとい。


好みが違う。
考えが違う。
特技が違う。
顔が違う。
動きが違う。
違いが違う。

頼りになる人。

でしゃばらない。
こびない。
おもねらない。


見識広く、知謀に富んだ人間。
腹心の定義。


見識とは、現実の整理整頓力。血肉にできる本質の抽出力。
知謀とは、企み、目論み、その裏側までの思索力。


できないことを成し遂げるための必需品。

自らの見識と知謀の至らなさを知らなければ、決して作れない人。
狭量な器では取り込めない異物でもある。

窮地脱出の特効薬。

心臓が止まりそうになったときは
腹心 よりも 求心 をどうぞ。
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過去。

2005-02-02 | 日日是好日。
モラトリアム。猶予期間のこと。
「モラトリアム人間」という代名詞がある。
猶予はもうないのに、猶予を勝手に自分に与えて、今を旅立とうとしない甘ちゃんのこと。


失われた時を求めて、過去にしがみつくのはモラトリアム人間。
失われた時を求めて、自己ルーツの旅に出るのはモットリアルな人間。

過去に対する時、幼稚か要知かの差がそこに出る。

要知の過去を見出すことは、処方術につながる。
自分に対して、どのように猶予を与えてきたかということでもある。

取り返しのつくことなら、早く決めなさい。
取り返しのつかないことは、猶予期間を置きなさい。

又、何事にもタイムラグは起こる。時間差。
気付くまでのタイムラグ。
行動するまでのタイムラグ。
結果が出るまでのタイムラグ。
それを踏まえて、猶予期間を設定するところに処方がある。

あせることはないが、いつまでもというわけにはいかないのが、時の流れ。

成人して親から独立するまで。
自立して他者の庇護を離れるまで。
成功して富を手に入れるまで。

嬉しいときにどうしたのか?
辛いときにどうしたのか?
富めるときにどうしたのか?
貧したときにどうしたのか?
勝ったときにどうしたのか?
負けたときにどうしたのか?

過去とは、動かせない生の歴史。
今そこに存在する個人は、過去の過ごし方にある。

セピア色の自分は、自分にどのような猶予を与えてきたか。
天然色の自分は、自分にどのような猶予を与えていくのか。

〔〕 かっこ カッコ 格好ばかり気にしてる 過去はもういらない。

南無煩悩大菩薩。
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行雲流水。

2005-02-01 | 日日是好日。
雲は行き

水は流れる


行く川の流れは絶えずして ただし元の水にはあらず。

表面上は同じに見えても 中身は刻々と姿を変える。


岩肌の冷たさ 雲の無常 

水は方円に従う


行雲流水。
どこにでもいける。わが心次第。


ねっころがってみようか。
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