稲作が日ノ本の国に伝えられたのが弥生時代。
縄文人と違う文化が 大陸からの民族流入と共にはじまる。
定住生活が基本になると 意識は内向きとなり利害調整が生まれる。
食物や領土における 内と外の概念が広まり 資源に対しての分配基準が必要となる。
狩のためであった武器は 対人間用の凶器へと変貌するのもこのころだろう。
誤解を恐れずに かなりはしょっていってしまえば 人間を動機付けするため 求心力を必要とするときに 見出され創られるのが神というものだったと思っている。
偶像を創りだす事で 歴史や文化や道徳や指針を伝え 教化するのだ。
実在のケースもあれば 創造のケースも織り交ぜて。
現代では、こういった情報操作に盲目的に従う人は少ない。先進国においては十分な教育によって 自己コントロールし得るからだ。
あまてらすの神は 自己の生き方の投影として存在する。
稲穂をさずけるのも さずけられるのも 自己 というものであることを自覚できる。
さずけたりさずかったり する不平等感を持つと健康的でないのである。
あまてらす。は太陽神であり 満遍なく人間にチャンスを与えるものだ。
あまってます。 といって 何かをさずけるのでは決してない。 ・・・あまってますの神。
・・・もとい。
相互扶助の精神に募金・寄付行動がある。
国境無き医師団。赤い羽根・緑の羽根募金。赤十字社。被災地応援。教育援助。エトセトラ。順不同。
少しでも気を遣えば 私たちの日常と決してかけ離れた活動ではない事が見えてくる。
富の分配。稲穂のひとつぶ。
本来の神は そういうところに潜んでいる。
天照の神。
いにしえに。とこしえに。 精神の 豊穣たれ。
おもいやりのある やさしく強い子に 育って欲しい。
親はその思いを込めて 子の名をつける。
自分の名に 恥じないように 事に仕えるのを 仕事という。
ええ仕事してまんなぁ。
と言われるような 学生や 家庭人や 職業人や 風流人 に逢うと 神に見える。
・・せやせや。そうなんですわ。 綺麗なお姉ちゃん見ると 神様のように後光がさしまんなぁ。
・・ちょびっとでも匂いとか 笑顔 分けてもらいとうなります。でけたら触らしてくれへんかなぁと。
だまってなさい! すけべオヤジは!
・・・へぇ。・・すんまへん。・・
でもわし。 助平やけど破廉恥ちゃいますよってに。・・・。
もういいから! そろそろ締めるわよ。 話の腰折らないで!
・・・・・・。
・・・せや。・・折れるといえば・・折れるほど頭を下げられる 稲穂はすごいでんなぁ。
・・・・。
五穀豊穣。天照の恵み。
そうしたいと思えることが いっぱいありますように。
日日是好日。