南無煩悩大菩薩

今日是好日也

hanabi

2008-08-10 | つれづれの風景。

国家は鉄なり。

といわれた製鉄所の赤よろしく火の玉が炸裂する。

たたらをふむもその容赦のない圧倒的な熱気は夏の盛りに相応しい。


なんとどどどーん。


鉄は熱いうちに打て。花火は熱い仲で開く。か。

若者嫌うな着た道じゃ。

君らのその暑さが、わしゃここちよし。


ビール片手に遠くで聞こえるようにすぎさるものは、違う響きが腹を打つ。

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とうへんぼく。

2008-08-09 | つれづれの風景。

お。モンローウォークやないか。

こう、なんちゅうか、くねりがなまめかしいのぉ。

マリリンはんは、あのウォークを生み出すために、左右の履物を段違いにしていたようですな。

ジャマイカあたりのステップを日本の樫い木が呼ぶとは。かしこい やないか。

こんな木を見ると条件反射的にしゃぶりつき・・あ。いや。乗ってみたい。

あ。登ってみたい衝動に駆られるんですわ。

ええ枝ぶりや。


誰も見てへんやろな。ちょいとだけ。

・・・。ん。間違いなく登りがいのある木であったぞよ。



こんな山ん中で落ちたかてだれもたすけてくれません。

ひとのきもしらんでかってなことしとったら怒られまっせ。

こういうのをあれですわ。あのなんていいましたか。


そ。唐変木。いわれまんねん。  

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ぶれる眼差し。

2008-08-08 | つれづれの風景。

いつ頃からだろう。

抽象的に物事をとらえるような癖がついてしまっている。

具体。という表現活動では本質を見逃すような気がした頃から。

現実。というものでしか判断できないことはわかっている。

だが、虚虚実実の世の中にあって、透明性を増したい欲求は高まるものの、あえてぶれる眼差しに抗う必要もないじゃないか。

是が非にもではなく、是々非々でどうだろうか。


うちわを振ることによって涼しい風を顔に贈れるものを、顔を振ることによって風を受けようとするようなことをしていないだろうか。

僕は。


ぶれている。確かに。

いつ頃からだろう。ぶれているものを力ずくで元に戻すことをしなくなったのは。

たぶん。老眼が進み始めた頃からだろうか。


ゆれる眼差しの頃、確かに僕は青かった。

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フラッグシップ。

2008-08-07 | つれづれの風景。

ある旗の下に集う。

国家の場合もあれば、宗教的な場合もあれば、理念の場合もあろう。

七つ方喰は長宗我部家、六紋銭は真田家、葵のご紋は徳川家、千成瓢箪は豊臣家の旗印であった。


国敗れて山河あり。

日の本の国では、戦国、幕藩の世の無数のフラッグシップは、明治を経て対外的には一つになる。

世界には200前後の旗印としての地域単位があるが、旗印がなくなったからといって土地が消えるわけではない。人民が消えるわけではない。

新たなフラッグシップが生まれるのだ。



五輪というフラッグシップのもとでの集いが始まる。

平等的かつ健康的な世界大戦である。

「人は水、君は船」である。集う人々に全ては委ねられる。どのような思惑を旗印が巡らそうと、船は水に逆らえないだろう。

様々なシップメントが交錯するものでもあろうが、旗色には関係なく、スポーツマンシップを楽しみたいとおもうものである。



ただ。やはり、贔屓筋というものはございまして。

がんばれ日の丸。


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のん兵衛のうた。

2008-08-02 | 酔唄抄。

酒は百薬の長。牡丹は百花の王。

立てば酌する。座れば受ける。歩く姿は揺りの花。


月月火水木金金。

のん兵衛たるやは はなならつぼみ 今日もさけさけ あすもさけ。

日曜も、にちようさはんじ、休んでたまるか、百薬の長。


酒は人の上に人を創らず、人のしたに美味を施す。


口から流せば腹で受け。も一つ流せば、肝で受け。重ねて流せば、桃源みゆる。

池に飛び込むかわず(蛙)と同じ。 みずにかえらず、いられない。



祇園酒舎の金の声、諸行無謀の響きあり、娑場遭難の花の色、常者必酔のことわりを現す。

おごれるものも久しからず。常に風の前の屁におなじ。


たえがたきをたえ しのびがたきをしのび さけがたきはさけ。


大ビン頼んで呑む酒も、中ビン頼んで呑む酒も、酒に変りがあるじゃなし、呑んで流せば、みな小便。



五臓六腑に留まらず、四股へも玉へも、沁み込むしこたま。

会話はずむも、ろれつまくなし。


肝胆相照らせば、脳天気晴朗なれども検査波高し。

薬が少々効きすぎた。

とめてくれるなおっかさん。わしゃカエル。



ほんにのん兵衛、ままならぬ。

ままよままよで、まままでままよ。

呑んで咲かせる、酔中花。



咲かしともない蕾は開き 散らしともない花は散る。



それでは、そろそろ、このへんで。

のん兵衛、一燗のおしまい。


-無山人-

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