南無煩悩大菩薩

今日是好日也

地球儀に片肘のせて。

2015-03-07 | 意匠芸術美術音楽
(art/Heraclitus by Hendrick ter Brugghen)

ギリシャの哲人ヘラクレイトスは、万物は流転しており、生物は絶えず変化していると考えた。

そして互いに異なるものからもっとも美しいものが生じ、万物は争いより生じると唱えた。

この地球上では今までに少なくとも五回は大量絶滅が起ったともいわれている。

“生物は、良い環境であれば繁栄はする。しかし、進化はしない。一方苦境は、生物の進化を生み出す” (source)

と言う考え方もその源流はヘラクレイトスなのではないかと勝手に思ったりする。
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飛んで火に遭うの常。

2015-03-06 | 世界の写窓から
(photo/source)

戦国武将が飾兜に蜻蛉の意匠を施すのは、蜻蛉は後退することなく前進あるのみだというところに由来する。

敵に囲まれ、引くも地獄進むも地獄ながら、後ろには飛ぶことのできない蜻蛉の運命やいかに。

パクリとやられるか危機を脱するか、運命を切り開き活路を見出すのはやはり前進しかあるまい。
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誰でも腹は立つものの。

2015-03-05 | 世界の写窓から
(GIF source/Sigmund Freud)

ホロウェイ対合衆国裁判の判決文(1945)の中には次のようなくだりがあるようだ、

「合理的な判断能力に欠ける者を処罰することは、威厳を損ね、非生物や動物を罰するのと同じくらい無価値である。判断能力のない者を非難の対象にすることはできない。」

精神病理学者でもあったジークムント・フロイトがプライベートで、‘愚かでどうしようもない奴らめ’と毒づくことがあったとしても不思議ではない。

がそれはそれとして、判決文にあるような冷静さと威厳を忘れないことによって自己をコントロールできたのではないかと、勝手に憶測してみたりする。
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ノー・コメント。

2015-03-04 | 世界の写窓から
(picture/original unknown)

他人の優劣、手持ちのお金、自分の自慢、人への不満、

言わぬが花子よ。
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活動と仕事と労働と。

2015-03-03 | 古今北東西南の切抜
(photo/Hannah Arendt c. 1966)

ハンナ・アーレントは、

人間の生活を「観照的生活」と「活動的生活」の二つに分ける。

観照的生活とは、永遠の真理を探究する哲学者然とした生活であり、活動的生活とは、あらゆる人間の活動力を合わせたもので、

活動的生活は主として、活動(action)、仕事(work)、労働(labor)の三つに分けることができるようだ。

「活動」は、人間が関係の網の目の中で行う行為であり、平等かつお互いに差異のある人間たちの間にのみ存在し、個々人は自発的に「活動」を開始し、その行為の結果として自身が何者であるかを他者に暴露するが、自分自身には決して明らかにはならないなんらかの‘きざし’である。

「仕事」は、職人的な制作活動に象徴される目的-手段的行為をさす。ある特定の目的の達成をめざして行われる行為はアーレントにとって「仕事」であった。
「活動」はその結果として語り継がれる物語以外の何物をも残さないが、「仕事」はその達成された目的の証としての最終生産物を残す。

「労働」は人間の新陳代謝を反映した行為であり、生存と繁殖という生物的目的のため、産出と消費というリズムにしたがって行われる循環的行為である。「活動」や「仕事」と異なり、人間は生存に伴う自然的な必要を満たすために「労働」を強いられる。-切抜/wikipedia「ハンナ・アーレント」より-

なるほど、それは活動なのか?仕事なのか?労働なのか?という観照的視点を持つことで、取り除ける憂鬱や取り返せる自信もありそうだ。

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君の考えは?

2015-03-02 | 意匠芸術美術音楽
(book/Teaching Thinking by Edward de Bono ,design by Jones Thompson)

たとえ何人(なんびと)なりとも如何なるとも他人に‘考える’ことは教えられない、できるのは促すことだけである。-ソクラテス-
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