バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

高速バス搭乗記

2008-08-26 22:53:37 | ライフスタイル
 先日初体験の深夜バス。
 長旅なので、数千円上乗せして3列シートの独立型を選んだ。
 席は、予約最後の方だったので、選ぶ状況ではなく、残っていたのは真ん中の真ん中。まさにど真ん中。で隣はトイレに降りる階段。
 最初は、隣がトイレだからラッキーくらいに思っていたら・・・。
 新宿発22:50。福井訛りのおじさん以上おじいさん以下の副運転手さんのアナウンスが手短にあり、「ではお休み下さい」の最後の一言で車内の電気は一斉に消え、真っ暗。隣のトイレに降りる通路だけがコウコウと明るい。全てのカーテンというカーテンがきっちり閉められていて、前も見えないので、どこを走っているか皆目わからないが、新宿駅を出てからずいぶんな長いことダラダラ走った。ようやく加速し、グールグルと大きなカーブを廻るから、やっとインターチェンジ到達かなと思う。と思うというのは全く外の様子がわからず、移動距離と時間で想像するしかない。隣の席の若いお姉さんはしきりに携帯いじっていたけど、そのうち業務連絡終了して、カーテンちょこっと自分サイズに開けて外見ながら寝ていた。もう少し開けてくれればうちだって見えるのにー。
 真っ暗だから寝るしかないんだけど、とにかく揺れる。席が揺れるというより、椅子ごと揺れる。位置が悪いのかな。ど真ん中で隣がトイレに降りる階段で空洞になっているという構造の問題だったのか、特に揺れる席にように思う。だってみんな寝ているもの。シートは大きすぎて、体がズリズリしてしまい、結局シート丈の半分程度にこんにゃくに状になって座っていた。みんな寝ているし、外見えないし、やることないからトイレに行ってみる。せっまーい。腹出た人じゃドアに挟まりレスキューになっちゃうよ。それでもやることないから、2回トイレに行く。
 隣のオヤジのいびきうるさくて眠れないことあるって脅されていたから、乗る前にイアーウィスパー買っておいたのを思い出し、耳にグリグリねじ込む。振動音は消えたけど、揺れは消えない。途中運転手が休憩と交代のためサービスエリアに10分くらい2度止まる。その間、揺れが収まるから少し眠れる。何も外が見えないで移動するというのはストレス溜まるよ。誘拐された人が目隠しして移動するようなもんです。それでも行き先わかっているから不安はないけど。今上り坂だなとか、今車線変えてるからジャンクションかななんて想像を働かせているうち、朝5時になる。もうこうなったら貫徹ダイ!
 とその時いいことを思いついた。乗る前から、どうすんだーと思っていた疑問は、顔ですよ。新宿でバスに乗る直前までこじゃれた店でかるーく飲んでいたから、化粧いつ落とすかがまず疑問。さらに落とした化粧をいつどこでもとに戻すかが問題。同行のKさんは化粧は落とさないで寝る。もう一人のMさんは、福井着いたらその日泊まるホテルに荷物預けたときに洗面所で化粧する。そんなシティホテルじゃあるまいし、ロビーに洗面所ないと思うんだけど。私の案は、駅近くのサウナに行き、少しばかり休憩する。「そんな時間あるわけないじゃん!」と二人は一喝。暇だからそのあたりのことを考えていたら、それら全てをクリアするグッアイディァが貫徹の頭に浮かんだのです。
 その日予約しているホテルには、別に子供らが前日から宿泊しているのです。「そうだ子ども達の部屋に行き身支度整え、ついでに少しばかり部屋でくつろいで時間を潰してしまおう」
 おばさん根性で図々しくフロントで交渉すると、中国訛りのスタッフは何となく理解したようなしないような感じで、「いいですよ」と。これで顔の問題はクリアー。めでたしめでたし。
 ということで、バスはどうだったかというと、結論はもう勘弁です。10年前なら貫徹でも大丈夫だけど、昼間吐きそうになる程具合悪くなって、これは体にこたえます。
 今度は福井くらいなら、気ままに車で行こう、一人で。




全中あれこれ

2008-08-26 08:39:49 | Badminton
 全中終わりました。
 団体、個人ダブルス3位という結果で。
 見慣れているから幼く見えるのか、まわりの中学生が大人びて見えました。
 田舎から出てきた集団就職チーム的な鈍くささが、またこのチームの良さです。この子達が都会で一旗揚げるには、もう少し歯を食いしばって辛抱が必要ということみたいです。
 なにはともあれ、天災に襲われることなく無事帰ることができたのが何よりです。帰路大雨で新幹線止まった様ですが、私たちが帰るときは何もなかったように嵐が過ぎたあとでした。
 さて会場での出来事。
 手すりにかぶりついて応援すると、隣に対戦チームグループが陣取りました。応援の数では先方が負けていることから、黄色い声が出せる子どもを前に出し、「声出せ」と両親が子どもにハッパかけていました。
 姉の応援に一家で来たのかな?
 隣にいた妹らしき幼稚園児くらいの小さな女の子が、よく通る声で応援するのです。それも「イッポン」とか「ストップー」といったおきまり用語でなく、「肩の力抜いて、リラックスしてー」などと心の入った文章で声張り上げていました。
 2ゲーム目にはいると、自分のチームの応援より、その女の子の応援に寄り添いたくなる程けなげで。終盤、姉の敗色濃くなってくると「これじゃ、一からやり直しだな」とはき出すように言うのです。
 話を聞くと1年生とのこと。バドミントンはやっていないそうです。
 バドミントンやったら強くなると思うよ、と言ったら、「うん、バドミントンやるよ」ってものおじしないで答えてきました。
 ビデオ撮りも。同じ試合を撮っているいるということは対戦相手の関係者である場合が多い。最終試合だったので、館内の人が少なくなり、コートから離れているビデオコーナーは無言で撮影する関係者だけの重い空気が流れていたその時。まだ2ゲーム入ったばかりのところで、隣で撮っていた相手チームの関係者がビデオ片付けすっといなくなりました。重さを避けたのか、私に気遣いしたのか。やられたなと思いました。余裕なかったね。
 数日前まであんなに暑かったのに、全中が終わるとともに夏が終わったかのような涼しい朝です。