バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

受験勉強の意義

2008-08-28 09:44:14 | バネ
 夏期講習終盤。
 今年から中3生用にも受験カードを作った。とりあえずできている数学の一部を渡す。
 できれば5科作成したいが、相当追い込まないと作れない。間に合わせるには”母さんが夜なべをして”がんばる、の世界です。
 小学生も進み具合からいって、そろそろ渡せそう。順調に進んでいる年は夏休み中盤で渡すが、遅いときは11月、まさに受験直前。今年は順調な方に入るね。
 夏休みに入る前にバネに来た子が、夏期講習途中脳みそが開花していくのがわかった。外から刺激が加わり、ホッカイロの化学反応がはじまり発熱しだしたって感じかな。反応終了して、時間が経ったら冷たくなってしまうのは困るけど、発熱をきっかけに今後は自家発電でいけそう。
 6年生じゃこれは理解できないだろうから、オーソドックス安全パイな解き方だけ説明しておこうと思い、スペシャル解法に触れないできたが、案外理解できるかもしれないと思い、少し触れてみた。すると意外に食いつきがいい。解き方を説明しているうちに目が輝く子がいた。だから、これもあり、と説明した上で別解をそえることにした。
 小学生のうちから受験勉強させるなんてという意見はあるでしょうが、勉強は決して無駄にはならない。11歳、12歳の時期に、反復努力する、勉強法を工夫する、時間をやりくりする。こんな体験しないよりした方がいい。
 私は残念ながら、小学生から高校生まで、学習塾で学んだことがない。一度だけ、中3の夏休み夏期講習10日間程通ったが、ムダであると判断し、やめた。だから自分の中に塾のモデルはない。あるとしたら、あの10日間の徒労感を、子ども達に味あわせないようにと工夫するのみです。
 教えの自己満足になってはいないか、反復、徹底はできているか、基礎を固めているか。そして本人のやる気を刺激できているか。
 先日小学生に作文書いてもらったら、話の流れの中に「勉強が少し出来るようになって楽しくなってきた」という表現が含まれていた。こう言われちゃ、頑張ってカード作ります、夜なべしてでも。