エフェメラル(ephemeral)は英語で、つかの間の、はかない、短命な、などの意味があります。エフェメラル系SNSとは、投稿したメッセージや写真、動画などが一定期間が経過すると消えるような類のSNSのことです。
この種のSNSとして「Snapchat」(リリースは2011年、開発者はエバン・スピーゲルとボビー・マーフィー)が主流のようで、最近「SNOW」(リリースは2015年、開発者は韓国NAVER子会社のCAMP MOBILE)と呼ばれるものも人気を集めているようです。利用者は、10~20代です。
Snapchatは、(1)ユーザーが写真や動画を個人またはグループに送信できる、(2)その画像や動画を加工できる、そして最大の特徴が(3)送信者は1秒から10秒の間で閲覧時間を設定でき、開封後、閲覧時間が終了するとその写真や動画は見られなくなる、というものです。米国の10代が人気を牽引しているようですが、日本ではまだそれほど浸透していないようです。
また、SNOWは、カメラアプリで、撮影された顔写真を自動で認識し、動物の耳や鼻などを付けて変身させたりできる機能(スタンプ装飾機能)やふたりで撮った写真の顔を相互に交換したりする機能などが用意されているようです。このような機能で加工された写真や動画は、24時間後に自動消滅するようになっているようです。また、ストーリー(タイムライン)上に公開された写真や動画も48時間経過後に消滅するようです。