気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“Python(パイソン)”とは

2016-08-20 23:06:26 | 情報技術・情報処理技術・サービス

汎用の高級プログラミング言語のひとつです。最初の版(0.9版)のソースコードが1991年、オランダのグイド・ヴァン・ロッサム(Guido van Rossum)によって公開されたとのことです。スクリプト言語あるいは軽量言語(LL:Lightweight Language)の草分けのひとつで、UNIX系OSを中心に広く普及しているとのとこです。

主流のプログラミング言語である「Java」や「C言語」にない魅力として、(1)プログラムの構文がシンプルで覚えやすいこと、(2)ビッグデータの解析や人工知能(AI)などの分野に強みを発揮しやすいことなどがあるようです。

また、他の言語よりも試作が容易であり実現してすぐに性能を確認できる点も魅力のようです。ソフトバンクのヒト型ロボット「ペッパー」の感情認識エンジンの開発はこのような魅力を考慮して利用されたようです。

写真共有サービスの「インスタグラム」や米グーグルのAIソフトなど世界でも利用され、日本でも利用が広がり始めているようです。

Pythonの基本的な特徴として、豊富なデータ型とコンテナ型、ガベージコレクション、Unicodeによる多言語対応、プログラムのモジュール(部品)化による他のプログラムへの容易な組み込み、プログラムの仕様の文書化(ドキュメンテーション)を支援する機能などがあるようです。

バージョンアップの状況は、1.0版(1994年1月)、2.0版(2000年10月)、3.0版(2008年12月)です。最新は3.5版(リリースは2015年9月)のようです。

 


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