周囲の光景に溶け込むように情報を重ね合わせ人間の視野内に投影させる表示装置を「HUD」と呼び、特に自動車のフロントガラスに像を投影させる技術など、このように呼んでいるようです。
VRを体験する時などに頭部に装着するHMD(ヘッドマウントディスプレイ)とは異なります。
電池製造の「マクセル(maxell)」(注:設立は1960年)は、商用車のフロントガラスに速度や経路情報などを表示するHUDを開発したとのことです。2022年6月には軽自動車向けのもの”NEO-HUD”を開発したようですが(※1)、今回はトラックやバス、建設機械などを対象としたもの”T-HUD”を開発したようです(※2)。
※1 プレスリリースサイト(2022.6.8)のhttps://ssl4.eir-parts.net/doc/6810/ir_material21/185467/00.pdfを参照
※2 プレスリリースサイト(2022.8.18)のhttps://ssl4.eir-parts.net/doc/6810/ir_material21/189552/00.pdfを参照
また、モビリティー関連製品を手掛けている「ネオトーキョー」(注:2006年設立、東京都渋谷区)は、スマートフォンと接続可能な車載用HUD”HUD-2023”を2022年7月15日に予約販売を開始したようです。スマホを本機種にワイヤレス接続することにより、米アップルの「CarPlay」や米グーグルの「AndroidAuto」が利用できるようになるようです(※3)。後付けの形で、このようなサービスに対応できる形態は珍しいようです。
※3 プレスリリースサイト(2022.7.19)のhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000027110.htmlを参照
いずれにしても、車載用HUDは、運転の安全性、効率性などを高める上で、有益そうです。
関連ブログ("アンドロイド・オート(グーグル)"とは、2022.6.12)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/0a92318dda8b9b2870504af70955c013です。