英語で Gimbalと綴ります。最近では、スマホカメラによる動画撮影時の手ぶれを防止する装置として知られるようになっています。船や飛行機に搭載された羅針盤やジャイロスコープにはジンバルが利用されていて地平線に対して常に垂直を向くようになっているようです(※)。
最近知られるようになったのは、写真共有アプリ(例.インスタグラムなど)や動画投稿プラットフォーム(例.YouTube、ストーリーズ、TikTokなど)の普及により、手ぶれのない動画を求めるユーザが増えてきたことによります。
火付けとなった製品は、2018年12月に発売された、ジンバルの搭載された超小型ビデオカメラ”Osmo Pocket”(ドローン最大手DJI製、価格は約4万5000円)です。スマホより小型軽量で長さが約12cm、重さが116gです。→https://www.dji.com/jp/osmo-pocket
その後、動画投稿に興味を持つ初心者が、スマホを用いた手ぶれのない動画撮影が可能なように単体のジンバルを購入して利用するケースが増えつつあるようです。また、ドローンに搭載されたカメラによる動画撮影でも不可欠の機能のように思えます。
Osmo Pocketとは別に、その後、単体のジンバルとして、DJI製の”Osmo Mobile3”、Feiyu Tech製の”VLOG pocket”、Zhiyun製の”Smooth Q2”などの製品が販売されています。
スマホ向けジンバルの比較解説動画サイト(YouTube)に、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=JpGOFoWGrvUがあります。
(※)3軸(自由度3)のジンバルを図解した写真を下記サイトで見ることできます。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AB#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Gyroscope_operation.gif