インターネットの代表的サービスであるWebの新しい形態で、分散型ネットワーク(※1)上でブロックチェーン(blockchain)と呼ばれる分散型台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)により情報を共有・管理するような分散型Webの形態を指しているようです。
※1 サーバーと複数のクライアント端末がつながるクライアント-サーバー型とは異なり、利用者端末間がサーバー非経由で直接つながるP2P(Peer to Peer)型のネットワーク
1990年代初期~のWeb1.0(ポータルサイト利用の情報発信、主に一方向)、2000年代中盤~のWeb2.0(プラットフォーム利用の情報発信、双方向・生活者相互間が主)の次に来る形態ということでWeb3.0あるいはWeb3と呼ばれているようです。
Web3.0のような形態は仮想通貨のビットコイン※2(注:2009年に登場)で10年以上前に実用化されていますが、ここに来て注目されている背景として、NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)の展示販売やブロックチェーンゲームさらにはそれらを行う三次元仮想空間「メタバース(Metaverse)」が、今後のビジネスを大きく発展させる可能性として注目されている点があるようです。
※2 関連ブログ(“ビットコイン”とは、2014.1.3)のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/56401a3b367a0fbb12763832827ab83dです。
ただ、Web3.0の形態が会社の組織や社会の活動とうまく馴染んで発展していけるのかを疑問視する見方もあるようで、今後の動向を注視していく必要がありそうです。