”Federated Learning of Cohorts”の頭文字をとったものです。グーグルが、サードパーティー・クッキーに代わる広告ターゲッティングに利用しようとしている技術です。
”Federated Learning(協調機械学習、下記グーグルのAIブログサイト※を参照)”は、AIの手法でスマホなどの複数のエンドデバイスが協調して共有予測モデルの学習を行うような手法です(https://developers-jp.googleblog.com/2017/05/federated-learning-collaborative.html)。また、”Cohorts(コホート)”とは、仲間、相棒といった意味です。
※https://ai.googleblog.com/2017/04/federated-learning-collaborative.html
FLoCに対応するAI機能がグーグルのブラウザであるChromeに搭載され、ユーザーが閲覧した際、そのサイトやコンテンツの内容がFLoCにより分析され、ユーザーが数千人規模のグループ(注:これをCohortと呼んでいる)に分類されるようです。
分類された各グループにはID情報(コホートID)が付与され、それで区別されますが、各コホートIDがどのような属性の集団なのかはグーグルからは提供されないようです。
広告配信側は、ユーザーがサイトを閲覧した際に入手したコホートIDや他の情報から広告コンテンツを配信し、その反応を見ながら最適な広告を配信するようにしていくようです。
今後のスケジュールとしては、2021年3月までにChromeへFLoC機能を搭載し、同4月以降に関連業者でトライヤルを行っていく計画のようです。サードパーティクッキー方式のサポートは、最終的に2022年1月までには廃止されるようです。
関連ブログ(2021.3.6)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c23385a6e12ee851b4bfbf08f84e8d01です。