デジタルデータをもとに創造物を制作することを指しています。”Digital Fabrication” と綴ります。
まず、自分のアイデアや個人の身体データなどを3D CADや3Dスキャナーなどによりデジタルデータ化します。次に、そのデータを3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械で造形します。このような手順で創造物を制作します。
特徴として以下のような点が挙げられています。
(1)これまでの製造技術では困難であったものが作製可能になること。
(2)個人による新しいものづくりが可能となるため、これまでものづくりに関係していなかった人が、新たにものづくりへ参画する可能性があること。
上記(2)については、「Fab Lab(ファブラボ)」と呼ばれるデジタルファブリケーション機器の設置された施設を利用することにより、個人が組織に属すことなく高度な工作機器を使って自由なものづくりを行うことが可能となるようです。これにより、新しいイノベーション、新しい経済、新しい働き方が生まれるのではと期待されているようです。
デジタルファブリケーションの登場によって、製造業の就業形態に変革が起こる可能性があります。