英語では、information society、information‐oriented society、computerized societyなどと表現されています。
普段、その意味が分かっているかのように使用している言葉ですが、広い概念でありかつ定義も定まっていないようなので、関連辞書の中ではそれぞれの説明がされているようです。
工業化社会の次の社会、情報技術やサービスの進展に影響を受けている社会、情報が価値を持つような社会、などが共通の認識かと思われます。一例として、以下のような説明(精選版 日本国語大辞典)があります。
「情報の生産、収集、伝達、処理を中心に発展し、物に代わって情報が付加価値を生む産業の比率が増す社会で、工業化社会の次に来る社会」
コンピューター、インターネット、情報処理技術の進展に影響を受けるため、その定義は、時代とともに変化する可能性もあるかと思います。
なお、情報化社会の「情報」という言葉の意味についても、単なる「知らせ(information)」だけでなく、それ以外の内容も含まれているため、ひと言では言い表せない広い概念に対応しています。