コンピュータアプリケーションにおける2つのプログラム間でやりとりされる小さなデータ(トークン)などのことで、”Magic Cookie”と呼ばれるようです。実生活で似たようなものとして、手荷物預かり所(クロークルーム)で預ける手荷物と引き換えに渡される引き換え券(トークン)などがあります。
インターネットサービスのWebにおいては、WebサーバーとWebクライアント間でのやりとりの際にCookieが利用されることがあります。これは、HTTP Cookieと呼ばれます。HTTPという通信プロトコルは、クライアントとサーバーが通信を行う際、クライアントとサーバーのそれぞにおいて状態を管理しないようになっているため、そのような必要がある時に、ひとつの方法としてCookieが利用されるようです。
具体的な利用例としては、クライアントが次回以降のWebサイトへのアクセスに利用する”ログイン情報”や通販サイトで買物をした際の”買物カゴ情報”などがCookie情報として保存されたりするようです。
クッキーには、アクセス先のWebサーバー(サイト運営者や広告主)がクライアントのブラウザへ設定する”ファーストパーティCookie”と、アクセス先のWebサーバーと連携した第三者(広告配信サーバーなど)が設定する”サードパーティCookie”の2種があり、特に後者はインターネット広告を掲載する際のターゲティングに利用されているようです。
我が国ではクッキー自体を個人情報としては扱っていないようですが、欧州では”GDPR(一般データ保護規則)”により個人情報として扱い、利用には本人の同意が必要になっているようです。