Trillion Sensors Universeと綴り、『1兆個センサー社会』などと訳されます。このような社会を創ろうと、米国のJanusz Bryzek氏が2013年春にそのコンセプトを提唱したとのことです。
現在、世界では、年間約100億個のセンサーが使われているようですが、現在の100倍規模(即ち1兆個)を上回るセンサーを活用する社会を指してこのように呼んでいるようです。
上記提唱者が提唱した「1兆個センサー社会」の実現に向け、日米欧の産業界・研究機関で活動が活発化しているようです。Bryzek氏は、『TSensors Summit』と称するベンチャー企業を立ち上げ、有志とともに一連の活動を開始しているようです。「1兆個センサー社会」を2023年に実現することを目標に、2014年2月、それに至るロードマップの作成に着手したようです。
Janusz Bryzek氏は、2014年12月5日、東京ビッグサイトで開催された”SEMICON Japan 2014(※)”のGSA(Global Semiconductor Association)フォーラムに登壇し、”トリリオンセンサーがもたらすInternet of Everything”というタイトルで講演されているようです。
※ 関連のプレスリリース(2014.12.2)のサイトは以下です。
https://www.semi.org/jp/プレスリリース:-新生「semicon-japan-2014」、-「without-limits」をテーマに明日より開催
このような社会が実現すると、実社会のあらゆる事象をデータで捉えることができ、それを解析することによって、これまで以上に効率的で安全・安心な社会になるとのことです。