米新興企業「オープンAI(※1)」のCEO(最高経営責任者、2015年~)です。1985年4月22日、ユダヤ人家系に生まれ、高校からスタンフォード大を(2005年に起業により)中退するまで、コンピュータ-サイエンスを学んだようです(Wikipedia)。
※1 対話型AIあるいはチャットボットのサービスである「チャットGPT(Generative Pre-trained Transformer)」の開発企業。2022年11月30日に、チャットGPTをプロトタイプとして公開し、注目や議論などが瞬く間に世界に広がっている。
現在、オープンAI社のCEOですが、それに至る経緯は、以下のようです(※2)。
※2 https://www.paloaltoinsight.com/2022/11/15/openai-ceo-sam-altman/
2005年:位置情報SNSを運営する「Loopt」を共同起業
2011年:投資会社「Yコンビネーター」に参加
2012年:Looptを売却
2014年:Yコンビネーターの代表に就任
2015年:新たに設立されたAI研究機関「OpenAI」のCEOに就任
2019年:OpenAIに注力するためYコンビネーターを退職
2022年11月にチャットGPTを公開後、2023年4月に、初めての海外訪問として日本を訪れ、4月10日の午前には岸田首相と面会し、午後には自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」に出席したようです(注:来日に至る経緯については未確認です)。
後者の会合において、アルトマン氏は、塩崎彰久衆議院議員の4月10日付けのツイッター記事(※3)によると、日本がAI分野で世界のリーダーになるための項目として、以下のような7つを提案されたようです。即ち、①日本関連の学習データのウェイト引き上げ、②政府の公開データなどの分析提供等、③LLMを用いた学習方法や留意点等についてのノウハウ共有、④GPT-4の画像解析などの先行機能の提供、⑤機微データの国内保全のため仕組みの検討、⑥日本におけるOA社のプレゼンス強化、⑦日本の若い研究者や学生などへの研修・教育提供、の7項目です。
※3 https://twitter.com/AkihisaShiozaki/status/1645320688746762242
なお、アルトマン氏は、日本訪問後も、他の国への訪問を積極的に行っている/行う予定のようです。