ネット通販、決済、SNSなど、サービス対応に独立に提供されていた、従来のアプリに対し、日々の生活に関連する各種のアプリをひとまとめにして提供できるようにしたスマホアプリのことです。
スーパーアプリをダウンロードすることにより、日々の生活において複数のスマホアプリをインストールし用途ごとに使い分ける煩わしさから解放されることが期待されます。
スーパーアプリの例として、中国巨大IT企業”テンセント”の「ウイーチャット」や中国IT大手”アリババ集団”が展開している「アリペイ」などが知られています。
最近、日本でも、スーパーアプリ化の構想を打ち立てる企業が登場しています。ソフトバンクグループは、ソフトバンクとヤフーが2018年6月に設立した、スマホのキャッシュレス決済アプリを運営する”ペイペイ”が、2020年8月現在で、国内登録者数が3000万人超、利用可能店舗数が230万となっていることを踏まえ、将来、ペイペイを中心にスーパーアプリ化を図ろうとしています。
2020年9月以降、ジャパンネット銀行を”ペイペイ銀行”に、ヤフー保険を”ペイペイ保険”に名称変更したり、クレジットカードにペイペイカードを追加するなど金融サービスをペイペイでまとめる方向で動いていますが、2021年3月頃のヤフーとLINEとの経営統合をきっかけにその動きは加速されそうです。
Zホールディングス(注:ヤフーの親会社)のプレスリリース(2020.7.31)のサイトは、https://www.z-holdings.co.jp/pr/press-release/2020/0731/です。