NTTデータが、実店舗で商品販売を行う小売業者への提供を検討している、店舗内の“商品マップ”を作成するサービスです。
NTTデータは、このサービスの実導入に向けて、2月28日~3月25日の期間、東急ハンズの協力を得て実証実験を行っているようです。
実験では、各商品に対応する棚札と棚自身に次世代型の2次元コードを貼り付け、それをスマホなどのカメラで撮影します。その後、スタートアップ企業のスペインのNavilens社の“コンピュータービジョン技術”により複数の2次元コードを一度に認識することにより、棚札と棚のコードを紐付ける処理を行い、どの棚に何の商品が置かれているかをマッピングし、商品マップを作成します。
専用アプリ上で商品を検索すると、検索商品の店内での位置が商品マップを通して分かるため、買物客は目的の商品のところへ迷わずに行け効率良く商品の確認ができるようになるとのことです。
東急ハンズのように、商品数が多く、売り場のレイアウトを頻繁に変更するような店舗にとっては有益性の高いサービスと言えます。
NTTデータでは、実証実験の結果で有効性が認められると、2020年度に東急ハンズの実店舗へサービスを導入する方向のようです。さらに、今後の目標としては2023年度末までに小売業界100店舗へ導入したい考えのようです。
実証実験開始のニュースリリース(2020.2.28)のサイトは、https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2020/022800/です。