日本マイクロソフトが2020年1月14日に発売した、モバイル通信機能(LTE)を内蔵した2in1タイプの13型タブレットPCです。
インテルなどの標準的なマイクロプロセッサではなく、米マイクロソフトが米クアルコムと共同で開発した独自のマイクロプロセッサ「Microsoft SQ1」を搭載しています。これにより、標準で現行の第4世代移動通信規格(4G)のLTEを利用することができるようになっています。
モバイルルーターを持参し、PC→(Wi-Fi)→モバイルルーター→(LTE)→インターネットという形でのデータ通信の代わりに、キャリアが提供するSIMカードを入手しPC上のスロットに装着するか内蔵のeSIMを利用することにより、PC→(LTE)→インターネットという形でのデータ通信を行うことが可能となります。
本体のサイズは287(幅)×208(高さ)7.3(奥行)mm、重量は774gで、薄くて軽量である点が特徴です。また、バッテリーの駆動時間が最大 13 時間 (通常デバイス使用)と長いのも特徴です。
その他、OS種類がWindows 10 Home、画面サイズが13インチ、ストレージ容量が128GB、256GBなどです。ペン入力にも対応しています。
以上、通信機能(LTE)が標準搭載され、SIMフリーであり、電池の駆動時間も長いため、タブレットPCを外出先でWi-Fiスポット有無を気にすることなく使用したい人には都合がよいようです。
ただ、独自のマイクロプロセッサを利用しているため、標準的なマイクロプロセッサ上で動くアプリが一部動かないようなものもあるようです。
市場価格は、いずれも税抜で、メモリー8GB/128GB SSDモデルが129,800円、メモリー8GB/256GB SSDモデルが149,800円などと想定されています。
マイクロソフトの仕様のサイトは、https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-pro-x/8VDNRP2M6HHC?activetab=techspecsです。
紹介動画としては、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=EEh11lNGpuA&feature=emb_logoがあります。