OKI(沖電気工業)が2017年11月15日に発売開始したシステムです。”ビショット”と読むようです。このシステムは、スーパー、ホームセンター、アプレル店などの小売店におけるレジの混雑をAIが予測するものです。
店舗の入り口あるいはレジの付近にカメラを設置し来店者やレジで待つ人の数を計測します。カメラの映像をAIで解析することにより、人の性別や年代も推定するようです。
一方、OKIでは、年代や性別に対応づけて店舗内での買い回り時間のデータが「RFID(無線周波識別)」を利用した実験によって収集されています。
カメラ映像の解析結果と収集されているデータとを突き合わせ、入店して15分後や30分後にレジに何人並ぶかを予測するようです。これにより、稼働させるべきレジの台数をスマホ経由で店長へ知らせるようになっているとのことです。
現実の世界のあらゆるものをインターネットに接続し収集したデータをAI等で分析して結果を現実の世界へ戻すというIoTの考え方に従ったシステム、即ち「CPS(Cyber Physical System)」の一例とも言えます。
プレスリリース(2017.11.15)のサイトは、https://www.oki.com/jp/press/2017/11/z17061.htmlです。