毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

目覚ましの音    2010/11/13    No.11

2010-11-13 09:32:24 | 中国事情
 初めは、二階に住むメルダッド(オーストラリア人)が、朝っぱらからテレビをガンガンつけているのかと思った。(毎朝、毎朝、中国語で何の番組を見てるんだ。かなり一階まで響いているんですけど!)と、プリプリしながら起き出していた。
 ある朝突然わかった。音は外から聞こえてくる。さらに注意して聞くと、月曜から金曜までの朝6:45から7:00までの15分間だけ流れてくるのだった。
 ここは江西省立○○大学の4つあるキャンパスのひとつだ。そのうち3つには、それぞれ教室・食堂・図書館・体育館などのほかに学生寮・教員寮・職員寮・銀行・店舗・店舗の人用寮などがあり、キャンパス内で生活できる空間になっている。私は外国人教師専用寮の一階に部屋をあてがわれて住んでいる。
(うるさいな~)と思っていたのは、学生や教師が寝坊をしないように配慮しての目覚まし音だったのだ。
 すごい配慮…。どうせなら清々しい音楽とかをかけてもらえないものか。何をいってるのかサッパリ分からない、男性の(多分人民に)何かを訴えるような朗々とした声に続き、女性が哀愁を帯びた切々とした感じの大声を出す(拡声器だから当然大声になる)。最後は中国国家を讃えるときにかかるような大音響の音楽で締めくくられる。
 何でも慣れるものだ。私はこの目覚まし音で起こされるのを避け、毎日6:30に目が覚めるようになった。目覚めた状態で聞くと、そんなにまで腹立たしくないからだ。
 私が従来大切にしてきた静かな個的空間は、ここでは目覚まし音の他にも、早朝から夜遅くまでの誰はばかることのない話し声など、かなり制限を受けている。しかし、ひっくり返るほどの怒りは、もはや湧かない。慣れてきたのだ…。
コメント
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