毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

この時間感覚の差!   2010/11/14  No.12

2010-11-14 08:17:37 | 中国事情
 現在非常にあせっている。木曜日の夜、助教(仕事上で私をサポートしてくれる先生)のシンペイ先生から電話があった。
「先ほど、大学から連絡があり、一学期末テストを22日までに、各教科3部ずつ作成して提出するように、とのことです。」と言う。
ちょ、ちょっと待ってよ。私は1年会話、2年会話、3年文学、3年作文、4年ビジネス日本語、と5科目も担当している。それそれ3部作るということは、5×3=15 ヒエ~~!信じられな~い!!22日までえ~?!
なぜもっと早く言わないのか。
 これは今回だけのことではない。とにかく何でもギリギリの間際になってからだ。
1「明日新着の先生歓迎パーティーをしますから。」(前夜のメール:外国人教師用オフィス)
2「先生、明日先生の家に行っていいですか。」(前夜の電話:純真な学生)
3「部屋の引っ越しの件ですが、今日10時に見に行きませんか。」(当日朝8時の電話:老師)
 (1年生の時間割のお知らせが一週間前なのにまだ来ない)とやきもきするのは、日本時間の発想なのだ。
 また逆に、遅延することもよくある。
3時半からのはずのスピーチコンテストが4時半になったり、日本から来たエライ先生(立命館大学の教授2人)の講演(9時50分集合)が、学生や私が延々待つ中、なんと11時からの開始になったり、5分、10分の可愛い遅れではない。
「2人の先生は、今学長と懇談中です。」と言われ、思わずでかい声で「信じらんな~~い!」と叫ぶと、学生から笑いが起こった。学生達はみな日本語学科なので、日本語がわかる。一言も文句を言わずじっと待つ学生達の心中はその笑いに表現されていた。日本語能力試験ももう間近、朝から図書館に籠もって勉強したいだろうに。

 中国悠久の時間意識が、忙しい現代の生活の中でゴチャゴチャになっているのか。あるいは、そんなに綿密に時間設定しなくても、適当にやればいいということなのか。どちらかというと綿密に準備したいタイプの私は、この唐突な時間の連絡や大幅遅延に戸惑うばかりだ。これにはまだ慣れていない…。
コメント (2)
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