学生たちが持って来てくれた女性節のお祝いの花束。
日本に居たら「国際女性DAY」など、ほとんど気にもされず通り過ぎていくこの日、
中国の職場や大学では「女性節」といって、パーティーや贈り物をする習慣が、
定着している(日本でも真似したらいいのに)。
実は女性節は全く頭になくて、
もうすぐ岡山商科大学に留学するトウ碧霞さんのミニ歓送会をしようと
数日前に急遽決めたのが、今日という日だった。
学生たちと巻き寿司を作って食べるというのも久しぶりのこと。
人数も6、7人と手頃で、とてもほっこりと楽しいひと時になった。
日本留学を今月末に控えてドキドキしているトウさんだが、
同じ3年の余立君さん、周文いくさん、施芳芳さん、朱聡さんもこれからの進路を
考えに考えているところだし、
4年の劉慧さんは大連外国語大学大学院の結果待ちで気が気でない状態だ。
いわば宙ぶらりんでストレスフルな状態の人ばかり集まったのだが、
巻き寿司、餃子といった食べ物を前にその苦しい状態を感じさせる人は誰ひとりいなかった。
食べ物はヒトの心をほぐすのだな。
さらに今日は、なんと、日本語学科卒業生の楼晨けつさんが立ち寄ってくれた。
6月の大学院卒業を前に、卒論審査のため、実習先の浙江省杭州から戻ってきたのだ。
後輩たちは皆、彼女の世話になっていた子たちで、先輩との思わぬ再会を喜んだ。
江財大で日本語学科ほど、先輩と後輩の交流がある学科も少ないと聞く。
こじんまりした少人数の学科の良さだろう。
昨夜は高松日中友好協会の豊田英紀先生を財経大学にお招きし、
貴重なお話を伺う会を3年主催で開催したのだが、その話はまた日を改めて。