日本で「英語の日」とか「中国語の日」など、やっていますか?
中国には毎年「英語の日」があって、中学や高校、大学でイベントをするそうです。
そして、なんと「日中国交正常化45周年」の今年、
中国初の「日本語の日」を設定しようと奮闘しているのが、
「中国人の日本語作文コンクール」でおなじみの日本僑報社の段躍中さんです。
この作文コンクール、私が7年前に初めて
日本語学科の学生に応募させたときには、
確か応募総数3000作品前後でしたが、毎年増加の一途をたどり、
今は5000作を超える中国で最大規模の作文コンクールになっています。
日本国内でも、毎年、テレビやラジオ、新聞等で
大々的に紹介されるようにもなってきました。
ネットで買うこともできる日本僑報社の作文の本の表紙裏には、
村山元総理大臣をはじめ歴代の文科省大臣やら閣僚との写真があり、
はじめこそ段躍中さんてどんなセンス??とちょっと疑ってしまったのですが、
「中枢の懐に飛び込む」ことで地歩を築いてきたことが今となっては
よく分かります。
今年の中国人の日本語作文コンクールのテーマは、
1「日本に伝えたい中国の新しい魅力」
2「中国『日本語の日』に私ができること」
3「忘れられない日本語教師の教え」
の3つですが、
2年生の学生たちは3つとも書く予定で、
今2つ目の「日本語の日に私ができること」に取り掛かっています。
私は、「日本語の日」に何ができるかなんて
皆目見当がつかなかったのですが、
学生たちは「英語の日」で経験済みのせいか、
そんなに抵抗なく、あーしたい、こーしたいと案を書き始めているので、
それを菏澤学院で学生自らの活動としてできたら
どんなにいいだろうと、希望の蕾が膨らみます。
自主活動に慣れていない学生たちにとって、
これはたいへんいい機会になりそうです。
上手くいけば今年の12月初めに中国全土で開催される「日本語の日」。
面白くなるかも。