(新緑のキャンパス。右が取り壊されている途中の廃寮です。
左は同じ年代の建築ですが、
今も男子学生寮で8人部屋に学生たちが寝起きしています)
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「昨夜安倍総理が暴漢に襲われる夢を見ました。」
昨日の友だちからのメールです。
いいですね。私も見たかったですよ。
「正夢か?何しろ総理大臣を襲った犯人を匿う役でドキドキしました(≧▼≦)」
とのことです。
ここで「正夢となるように祈っているわ。」
と呟いて、(ん、これ、既に共謀罪的かな?)という考えがよぎりました。
このように共謀罪とは、
心で思うことまで萎縮させる絶大な効果があります。
以前、飛行機の中で知り合った中国の留学生が言っていました。
「とても小さい時、政治家の誰かの名前を言ったら、
母が『そんなこと言ったら逮捕されるよ!』と言って、
私の口を押えました。
誰の名前を言ったかは忘れても、
母の言葉と口を押えられたことは、恐怖となって私の心に残りました。
日本は言論の自由があっていいですね」と。
共謀罪は、
呟きを誰かと共有しただけでも、
権力者によって決めつけられたら、もうお終いです。
庶民の自由・意志・力がここまではく奪されてしまうのです。
さらに、セットで特定秘密保護法、盗聴法があります。
壁に耳あり、障子に目あり。
日本は国民がのびのびと暮らすことを制限する、
とても悪い国になりつつあります。
「日本は言論の自由があっていいですね。
宝物を持っていますね。」
中国の学生の言葉を反芻して、唇を噛みしめます。
ここまで来てしまったのも、
深く考えずアベノミクスに期待して、
自民・公明・維新を選んだ日本の選挙民の選択のせいです。