毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「『最近、日本のいいことが聞こえてこない』と学生が…」No.1949

2017-05-21 21:25:41 | 日本事情

外国語学部の建物横には桑の木もあります。

日曜日の今日、鬘会社で働く楊芬さんが遊びに来てくれたので、

一緒に第三食堂で昼ご飯を食べようと外に出たら、

地面に実がボタボタ落ちていました。

北海道の開拓村で子どもの頃、姉や兄と口の周りを紫色にしながら食べた

野生の桑の実と全く同じです

写真とは無関係ですが、

日本に憧れ、日本に行くことを目標に必死に日本語を学んできた学生から、

「先生、最近、日本のことでいいニュースが一つも聞こえてきません。」

と言われました

戦後、革命中国が貧しさと戦い、

文化大革命で多大な犠牲を払っていた時に、

経済成長と戦後民主主義を謳歌し、概ね明るいムードいっぱいだった日本。

経済の改革開放後、中国がまず手本にしたのが日本だと言います。

中国の経済発展の目まぐるしさの中でも、

貧富の格差、都市と農村のアンバランスがいまだ未解決であり、

日本語学科の学生たちには、

(日本はもっと社会全体が潤っている。貧富の差も少ない)と、

日本から学ぶものが多いことを自覚している層が

確固として存在していました。

その、知日派、親日派が日本を心配しています

「大丈夫ですか、日本」

「言論の自由があって羨ましかったのですが、今はとても心配です」

と。

共謀罪が強行採決されたら、

さらに、さらに、日本社会は委縮するでしょう。

韓国国民に習って、

日本国の民、百万人が国会を包囲する時ではないでしょうか。

主権は民にあるのです。

アベをのさばらしておいては民の主権がはく奪されます。


中国国民が願っても容易に手に入らないものを、

日本国民はあまりに無頓着に捨て去ろうとしていると、

歯ぎしりする思いで見ている層がいることを

どうか、知ってほしいと思います。

 

 

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