毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「邦人保護費は税金から払うのではないという事実」No.2736

2018-11-06 23:40:26 | 亜細亜

♪雨のそぼ降る岩陰に~ いつも小さく咲いている♪ 

・・・・・・今日は「テルーの歌」が口をついて出る小雨の寒い日でした。


安田純平さんのバッシングの声の中に

「国民の税金から、勝手に危険地帯に行ったやつに金払う必要ない!」

というのがけっこう多いと思うんですけど、

日本政府の正式コメントとして、

『身代金は支払われていない』、

『法人保護の費用は税金ではなくパスポートの発行費用から』

とのことです。

パスポートを取得している人は日本国民の4人のうち1人に過ぎません。

(平成29年旅券統計)

このことから言えるのは、

「俺らの税金から、勝手に危険地帯に行ったやつに身代金を払う必要はない!」

と声高に言う人は事実認識を間違えているということ。

「俺らの税金」ではなく「パスポート発行の際払わされる費用」の75%が

邦人保護費用にあてがわれていることを確認いたしましょう。

つまり、「俺らの金使いやがって」と

安田純平さんを批判する権利があると考えられるのは、

パスポートの発行費用を支払っている国民の4分の1だけだということです。


しかし、国民がどんな理由であれ外国で窮地に陥った時に

救出するのは政府の義務です。

これは日本国の基礎基本です。

まだ時々、

「政府の言うこと聞かずに勝手に行った者を政府が助ける必要はない」

と「自己責任」論が聞こえますが、

それはどうひっくり返っても間違いです。

安田さん本人がどう言おうと。

資料:https://knnkanda.hateblo.jp/entry/2018/10/29/065732

 

コメント (2)
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