「さっきNHKの公式サイトを見たとき、これを見つけました!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
生中継があればいいんですけどね〜」
と2年生の趙さんが送ってきてくれたのがこれ↓でした。
あいみょんの曲は、
高校時代、苦しみのどん底にいた趙さんを支え、
生きる方向へ彼を導きました。
趙さんがちょっぴり興奮気味にメールをくれるのも当然かもしれません。
にも拘らず、私は次の表を趙さんに送り返しました。
NHK紅白歌合戦が全てのミュージシャンにとって
唯一無二の普遍的な価値を持つと思ったら大間違いです。
また視聴者にとっても、
「日本人ならみんなNHK紅白を見る」
「日本人ならみんなオリンピックを楽しみにする」
「日本人ならみんな○○すべきだ」
という刷り込みもどこ吹く風で生きてきた私としては、
普遍的価値というものは
NHK紅白歌合戦だの、
お仕着せのオリンピックだの、
サッカーワールドカップだのではないと
伝えたかったのです。
かしこい趙さんは、
「そうですか。歌手たちは紅白に出場するのを誇りにしていて、
今生一度でもそれに出場しなければ……と思っていると、
私はずっとそう思っていました。
中国の「春晚」とほぼ同じものですね。」
と返事をくれました。
ところで、私はあいみょんの歌や雰囲気は好きです。
彼女が高校で不登校だったことがあると聞いて、さもあらんと思います。
下の歌「生きていたんだよな」の中の
『生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな』
を聞くと、
空海の言葉
『生まれ生まれ生まれ生まれて生の初めに暗く
死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し』
がふと浮かんできました。
あいみょん - 生きていたんだよな 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
二日前このへんで飛び降り自殺した人のニュースが流れてきた
血まみれセーラー濡れ衣センコー
たちまちここらは ネットの餌食
「危ないですから 離れてください」
そのセリフが集合の合図なのにな
馬鹿騒ぎしたやつらが アホみたいに撮りまくった
冷たいアスファルトに流れるあの血の何とも言えない
赤さが綺麗で 綺麗で
泣いてしまったんだ
泣いてしまったんだ
何も知らないブラウン管の外側で
生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
最後のサヨナラは他の誰でもなく 自分に叫んだんだろう
彼女が最後に流した涙
生きた証の赤い血は
何も知らない大人たちに2秒で拭き取られてしまう
立ち入り禁止の黄色いテープ
「ドラマでしかみたことなーい」
そんな言葉が飛び交う中で
今 彼女は一体何を思っているんだろう
遠くで 遠くで
泣きたくなったんだ
泣きたくなったんだ
長いはずの一日がもう暮れる
生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
新しい何かが始まるとき 消えたくなっちゃうのかな
「今ある命を精いっぱい生きなさい」なんて綺麗ごとだな
精いっぱい勇気を振り絞って彼女は空を飛んだ
鳥になって 雲をつかんで
風になって はるか遠くへ
希望を抱いて 飛んだ
生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
新しい何かが始まるとき 消えたくなっちゃうのかな
生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
最後のサヨナラは他の誰でもなく 自分に叫んだんだろう
サヨナラ サヨナラ