↑松尾邦弘元検事総長。意見書は「国会職員と法曹人、そして心ある国民すべてが断固反対の声を上げて阻止する行動に出ることを期待する」と結んでいます。
ロッキード事件捜査にかかわった松尾元検事総長はじめ
検察幹部O.B.14人が、
「アベ首相は『朕は国家なり』と言ったフランス絶対王政のルイ14世を
髣髴とさせる」
「検察を弱体化して時の政権の意のままに動く組織にしようとしており看過できない」
「政治権力の介入を正当化し、検察の力を削ぐ」
と検察庁法改正法案を厳しく批判する
前代未聞の意見書(森雅子法相宛て)を提出したのが
一昨日5月15日のことです。
ツイッターでの500万件以上の反対ツイートもこれまた前代未聞です。
右や左、保守や革新の垣根もとっぱらって
これほどまで専門家や世論が反対しているにもかかわらず、
与党(自民+金魚の糞公明)と、
ほとんど与党と見分けがつかない維新によって
この法案はまたしても強行採決されてしまうのでしょうか。
こうした数の暴力を許している責任は選挙民にあるのですが、
「どう責任取るんだ!」と声を荒げても
自民・公明・維新に投票した人で
この事態が日本にとってアブナイと感じる人がいるかどうか疑問です。
いつもの手口だと、週明けに強行採決されます。
こんな国に落ちぶれてしまいました……
次の選挙まで、みんなこのことを覚えているかそれもおぼつきません。
アベ首相は「恣意的な人事はない」と。
正確には「これ以上恣意的な人事は他にない」の省略形ですね。