毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「大学に戻った学生から写真と文が・・・(中国学校事情)」No.3873

2020-05-23 12:38:41 | 中国事情

一昨日に大学に戻った3年学習係の邵さんから

写真と文が送られて来ました。

一般学生は26日~28日の間に帰校し、

各クラスの班長・学習係はそれより一週間早く戻るように

大学から指示されたためですが、

事情があれば配慮されるようです。

2年生の班長は交通機関の復旧が不十分なのでまだ戻れないし、

3年生のAさんは家族が病気なので介護のため、

今学期はずっと家に居ることにしたと言っていました。


邵さん「図書館は開館していません。

いざ学校に入ったら、キャンパスの外に行くことはできません。

どうしても大切な用事がある時には、

外出証明を出してもらうように

大学に申請しなければならないです。

証明などの手続きは複雑です。

出前も宅配もなくて、

キャンパス外での外食もできません。」

・・・まだ半分非常事態の様子です。

 

↓一昨日、寮の部屋に戻ったときの邵さんのベッド。

学生は帰郷する際、部屋の布団をこのように丸め、

上から埃除けのカバーをかけて故郷の家に帰ります。

(私もほぼ同様にします。でないと埃まみれで寝られません。

普通の埃より粒子が細かいのでいくら窓を密閉してもだめです)。

邵さんは「黴は生えていませんでしたが、

ウイルス対策で布団も全部洗わなければなりません。

そして、寮にはたくさん蚊がいます。

蚊といえば、新型コロナウイルスのこの時期では

本当に怖いものだと思います。だから、心配です。」

と書いてきました。

本当だ!蚊は菏澤の主産品だった!!

・・・・・・考えただけで

私は自分の宿舎に戻りたくなくなりました。

 

雅苑(大学内の第二食堂)前のテント。

ここで食堂に入る前に消毒するそうです。

↓二重ドアの一つ目を入ったところ。

↓二つ目のドアを入ると係員がいて、食事前に検温させられます。

邵さんに近づく係員。

大学の食堂はフードコートになっていて、

通常、多くの料理店がずらりと立ち並んでいるのですが……。

邵さん「ご飯を販売する店がまだ少ないです。

食べ物を買う時には今までの皿を使わないで、

出前の弁当箱のような器に盛ります。

弁当箱を自分で準備したほうがいいと思います。」

「雅苑のスーパーはいつもよりずっと商品が少ないです。」

・・・・・・

正直言って、戦地からの報告のようで、

他の学生たちに先駆けて帰校した2人の3年生

(二人とも女の子)が不憫でなりません。

しかし、あと3日後には外国語学院の学生たちのほとんどが

大学に戻ります。

授業はネットでするのか、教室でするのか、

まだ中国人の先生にも何の説明もないそうです。

教室の机はこれから下のようにブースっぽくするらしいです。

道のりは遠い・・・・・・。

 

コメント (6)
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