一昨日に大学に戻った3年学習係の邵さんから
写真と文が送られて来ました。
一般学生は26日~28日の間に帰校し、
各クラスの班長・学習係はそれより一週間早く戻るように
大学から指示されたためですが、
事情があれば配慮されるようです。
2年生の班長は交通機関の復旧が不十分なのでまだ戻れないし、
3年生のAさんは家族が病気なので介護のため、
今学期はずっと家に居ることにしたと言っていました。
邵さん「図書館は開館していません。
いざ学校に入ったら、キャンパスの外に行くことはできません。
どうしても大切な用事がある時には、
外出証明を出してもらうように
大学に申請しなければならないです。
証明などの手続きは複雑です。
出前も宅配もなくて、
キャンパス外での外食もできません。」
・・・まだ半分非常事態の様子です。
↓一昨日、寮の部屋に戻ったときの邵さんのベッド。
学生は帰郷する際、部屋の布団をこのように丸め、
上から埃除けのカバーをかけて故郷の家に帰ります。
(私もほぼ同様にします。でないと埃まみれで寝られません。
普通の埃より粒子が細かいのでいくら窓を密閉してもだめです)。
邵さんは「黴は生えていませんでしたが、
ウイルス対策で布団も全部洗わなければなりません。
そして、寮にはたくさん蚊がいます。
蚊といえば、新型コロナウイルスのこの時期では
本当に怖いものだと思います。だから、心配です。」
と書いてきました。
本当だ!蚊は菏澤の主産品だった!!
・・・・・・考えただけで
私は自分の宿舎に戻りたくなくなりました。
↓雅苑(大学内の第二食堂)前のテント。
ここで食堂に入る前に消毒するそうです。
↓二重ドアの一つ目を入ったところ。
↓二つ目のドアを入ると係員がいて、食事前に検温させられます。
邵さんに近づく係員。
大学の食堂はフードコートになっていて、
通常、多くの料理店がずらりと立ち並んでいるのですが……。
邵さん「ご飯を販売する店がまだ少ないです。
食べ物を買う時には今までの皿を使わないで、
出前の弁当箱のような器に盛ります。
弁当箱を自分で準備したほうがいいと思います。」
↓「雅苑のスーパーはいつもよりずっと商品が少ないです。」
・・・・・・
正直言って、戦地からの報告のようで、
他の学生たちに先駆けて帰校した2人の3年生
(二人とも女の子)が不憫でなりません。
しかし、あと3日後には外国語学院の学生たちのほとんどが
大学に戻ります。
授業はネットでするのか、教室でするのか、
まだ中国人の先生にも何の説明もないそうです。
教室の机はこれから下のようにブースっぽくするらしいです。
道のりは遠い・・・・・・。