毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「金正恩氏、文大統領と握手しつつ境界線を超えて南へ」No.2249

2018-04-27 14:23:07 | 反戦平和

       

 1953年の南北分断以後、初めて、

北側のトップが軍事境界線を越えて南側に渡りました。

南北首脳会談はこれで3回目です。

何とか一歩でも前進し、

南と北に分断されてきた悲劇が終わらせられることを

心から期待します。


日本で生活する在日韓国・朝鮮人の方々も多くの場合、

「これを機会に、一歩でも平和統一に近づくことを願う」

とインタビューに答えていました。

中には若者(24歳)で、

「いつもリーダー達は話し合っているが、何も事態は変わらない。

今回も期待していない。」

と言う人もいましたが、

これは現状認識が欠けている者に特有の虚無感というか

〈「事態は何も変わらないだろう」視点〉だと思います。


実は私も高校生のときまで、この若者と同じ視点に立っていました。

しかし、ある日、

当時大学生だった兄が帰省してテレビニュースで

ベトナム戦争末期のテト攻勢(ベトナム側の大反撃)

の動画を流しているのを見、

「お前はベトナム戦争の現状をどう分析する?」

と、私に聞くので、

私はニュースもあまり見ない自分の頭を絞って、

「闘いは何度も休戦し、また闘うという繰り返しだった。

ベトナム戦争は泥沼でこれからも続くだろう。」

と言ったところ、

「お前なあ、もっと映像の裏を読めよ。

こんな動画は今までテレビで流されたことないんだぞ。

この戦争は新しい段階に入ったと見るべきだろ。

まもなくベトコンが勝って戦争は終わるよ。」

と指摘し、

実際まもなくアメリカ軍はベトナムから撤退して、

戦争は終わったのでした。

その時、わたしは自分の「政治的静寂主義」というか

知らないくせに諦めムードに浸ることを恥じ、

情勢を正確に判断しなければならないと思うようになりました。

そのためには、常に多面的に情報を収集し、

分析しなければなりません。

日々、仕事やらで忙しい人間には簡単ではありませんが、

興味関心を保持していれば、

ある程度自然に、情報の方から耳に飛び込んできてくれることに

気がつきました。

今回の朝鮮半島の歴史的南北首脳会談が、

朝鮮民族の友愛と誇りにかけても成功し、

両国民衆の幸せ実現に繋がることを願ってやみません。

    

日本政府は朝鮮民主主義人民共和国(名前長い!これ何とかならんかなあ)

への敵愾心を煽る今の政策を撤回し、

国際平和に少しぐらいは役に立つことをすべきであると思います。

私たち日本人にとっても、

戦争のための軍事費に膨大な経費を費やすより

民の教育・社会保障や安定した生活に使うほうが

100倍安心です。

米国の提灯持ちとしてすら成功もできず、

ただただ国民の税金を世界にばら撒く

外交音痴のアベ政権を支持することは、

国民の安全と財産をすり減らすと同時に、

国際平和協調の大道から大きく逸れていることを

日本人一人ひとりが自覚し、

アベ政権を止めさせましょう。


 

 

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