毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「こんなときだけど『寿限無』やってみた」No.1828

2016-12-20 23:26:57 | 日本語

 沖縄、福島、他にも日本からのニュースを見るたび、

何ていうんですかね、気持ちが枯れる➡気枯れる感じがします。

昔から日本の庶民は元気が枯れたときにハレの行事を行って、

また、気持ちにメリハリつけて生活してきたとのこと。


こちらではやりたい放題やらせていただいているので、

毎日がハレみたいなもんですが、

その一つ、江財大の時に2回ほどやったことのある『寿限無』を

ここ菏澤学院で初めて挑戦してみました。

「こんな時だけど」というより、「こんなときこそ」ですね。

挑戦すると言っても、演じるのは当然学生たちです。

(この子たちならできるかも)と思った学年にしか声かけできません。

2年目で、ようやくちょっぴり条件ができてきたのを感じます。

日本語で表現することにあまり慣れていず、

ともすれば引っ込み思案なムードが漂いがちな

この大学の日本語学科の学生たちの中で、今の2年クラスはちょっと違うのです。

今回も自然に、楽しそうに演じていました。

 具体的には、落語『寿限無』から、きん坊が寿限無に殴られてたんこぶができ、

寿限無のお母さんに訴えてくる場面を、おかみさん、おやじさん、きん坊役に扮して

 学生たちが演じます。


セリフが目も当てられないほど下手くそな人も約一名(;'∀')いましたが、

殆どの子は、「寿限無、寿限無、ごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょの…」部分、

完璧でした。

おかみさんのセリフ「ちょいとお前さん、聞いたかい!」など、

「江戸っ子かい!」とツッコみたくなるほどでしたよ。

下の写真で、たんこぶは私のマスクで急きょ作ったものです。

(ペイントで効果?を出しています( ´v`))

浴衣をちょっと羽織るだけで、一気にのる学生たちの可愛いこと。


 

 

 

 


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