決定的に二度と会えないわけじゃないとは思えど、
毎年この時期には、苦手中の苦手な「別れ」が到来します。
取り分け、この4年生たちは、
私がこの大学に赴任してきたときに入学してきた子たちで、
ヨロコビも悲しみも怒りも叱咤激励もずうっとともにしてきた仲間、と言うか
この大学での心の同志たちです。
女性たちはみんなお化粧をしてぴかぴかですが、
中身は同じ。
たった一人の男性、韋 彤さんはここ半年で顔が2倍ぐらい太りましたが、
中身は同じ。
私は写真は大嫌いなんですが、夕方呼び出されて
この「夢が始まる場所:夢開始的地方」モニュメント前で
記念撮影をしました。↓
4年前は(ダサ~)と冷ややかに見ていたこれにもすっかり慣れました。
何十万人の卒業生が、
この記念碑の前で写真を撮り、別れていったことでしょう。
ま、縁があったらまた会えるさ!てことで。
下はちょうど一年前、卒業生から話を聞く3年生の彼女ら+彼。
この教室は先月追い出された曰く付きの1階の部屋です。
後ろの壁にカレンダーの裏に描いた「伊豆の踊り子」と「私」、
横には日本から持参した日本地図があります。
今はどこに行ったものやら……。
こんな若者たちと毎日過ごしているから、感性も見かけもお若いんですよね。
同年代の人たちには羨ましい環境かもしれませんね。
何十年も連綿と教師としてやっているので、つい、自分はちっとも変わらないと思いがちですが、鏡を見るとオドロキの皺!気持ちもしょっちゅうヨレヨレになります。しかし、それに叱咤激励してくれるのが学生たちです。あの人たちと張り合わないとやっていけませんので(笑)。
日本でも現役で働いている友人は何人もいますが、自営業でない限り職場のストレスがたいへんなようです。確かに、教師職は子ども達との関係が上手くいけば、こんなに恵まれた仕事も少ないと思いますね・・。