キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

文楽鑑賞

2013-05-19 04:06:12 | Weblog
少し前になりますが、4月19日(金)に
国立文楽劇場へ向かいました。







(国立文楽劇場にある案内板)






私はサンケイウェーブ会員ですので、メールでイベントの
案内などが送信されてきます。







(文楽人形も展示されていて・・・。)





『文楽四月公演』との案内として送られてきました。
一度文楽を鑑賞したいと考えていましたので
ラッキーと思い申し込みました。






(送られてきたパンフレット)







一等席でお弁当付きでした。
出し物は『心中天網島』です。
途中休憩はありましたが、
4:30~8:30 と4時間もありました。
金曜日でしたが、観客は多かったですねぇ~。





(記念に買い求めたプログラム)






三味線に合わせての語りには迫力がありましたねぇ~。
歴史の重みを感じるシーンも沢山あり
感動的でなかなかよかったです。








最後の心中の場面では涙が滲んできました。
男女の道行の悲しさが人形の身体全体から
感じられて・・・。





(道行の小春と治兵衛)





近松が描いた上方『心中天網島』のパンフレットには

心中前に小春は
「誰に何を言われてもいいけれど、二人が並んで死んだら
おさん様(治兵衛の女房)に軽蔑されるのが恥ずかしい。」
といい、治兵衛とは別々の場所で死にます。
「治兵衛を死なせないで。」
という おさんに「わかりました。縁を切ります。」
と交わした約束をほごにし、結局はおさんにとって
大切な人を死に追いやってしまった小春。
治兵衛への深い愛が悲劇に結びついていきます。







(こんなノートもいただきましたぁ~。何に使いましょうか?)






私は、心中の後の おさんさんや二人の子どもに心が動きます。
その人生を思う時、大変だっただろうなぁ~。
と思ってしまいました。
昔の文楽のお話なのに、幸多かれと祈念しました!!





また、こんな見方もあり面白いなぁ~、と思って。

主演女優は、おさん。
『心中天網島』で近松に最も存在感を与えられたのは
治兵衛の女房、御寮人(ごりょん)さんである おさん です。
アカデミー賞でたとえるなら、まさしく主演女優賞。
そして、助演男優賞ともいえるのが治兵衛の兄・孫右衛門。
もちろん、脚本賞は近松と言ったところでしょうか。






(やはり主演男優になるでしょうネ!!治兵衛さん)







鑑賞後、その事件があった江戸時代(享保五年)のころは
民衆の生活はどうだったのだろうか?







(以前、歴史と社交の街・北新地めぐりの時に
 撮ったスナップ。舞台では河庄の段もありました。)







もし、私がその時代に生きていたら、どんな風に考えただろうか?
など、ナド。色々な思いが胸をよぎりました。




コメント
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