ワム アダチ 10

2013-01-20 15:43:20 | 国鉄有蓋貨車 戦前型ワム
このサイズのワムは戦前は軍馬の輸送に使用されたそうな
その際には馬だけでなく馬丁や兵隊が添乗する場合があるため 扉を半開に固定する棒 が装備されている
*マヌケな説明だが正式な名称は判らない*

戦後になれば軍馬は無いのだが戦後生まれのワム90000にもこれがある
おそらく家畜車の代わりに馬匹輸送に使用したのだろう
実際、私は子供の頃(昭和30年代)に扉を開けて開口部に丸太のようものを渡して走行する有蓋車を見たことがある
馬が乗っていたかは覚えてないが、床に敷いた藁が開口部からはみ出していたのは記憶に残っている

閑話休題
アダチのパーツ 引戸錠 は錠とこの棒が1輌分で合計4個入って1000円
ケチだから1000円勿体無いし(笑)棒はフニャフニャのロストで無いほうが好ましいに決まっている
というわけでこれも作った

棒は戸当たりの左に位置し、下は棒が回転するように支点になっている
その右側の扉には棒を下ろして差し込むパイプとその取り付け座がある
支点 と パイプの取り付け座は扉が閉じているときは連続しているように見えないことも無いので、両者を合わせてシルエット的に表現した

引戸錠を作ったt0.3x1.0の7枚重ねが残っていたので、若干オフセット気味に0.4ミリ穴を開けた
まあ、私の場合はど真ん中に開けようとしてもたいていオフセットするので真ん中に開けるつもりでやったらちょうど良かった(笑


形を整えハンダをバラして穴を開け直したところ


これに0.015インチ燐青銅線を通して車体に取り付けた
上のほうの控えはアダチの 手スリ受け 大 を使用した
で、トップの画像が出来上がり(余分なハンダを取る前)

考えてみれば、引戸錠もこの棒も扉には直接ハンダ付けしていないので、扉を固定しなかったとすれば扉の開閉には支障が無かったといまさらながら気付いた
でも走行中に扉が開くのは嫌いなんだよね
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