小名浜臨港 B375 (500 珊瑚) 9

2014-06-02 08:31:27 | 小名浜臨港 B375 / 珊瑚500
一般的な500型の砂箱はキットの通りランニングボード上の弁装置箱と水槽の間にあるが、このB375(省508)は缶胴の上に移動している
スチームドームと安全弁の間に載っているそれは上の方が細くなった背の高いドームで、何か他の輸入機から流用したのかもしれない
キットを買った頃にはエコー#2755 中型機用サンドドーム小 の先をドリルレースで細くしようと考えていた
しかし上手く出来る当ても無いのでとりあえずそのまま載せてみることにした
それでも付け外しが出来ないと何かと不便なので湯口を切って穴を開け、1.4ミリタップを立てた

スチームドーム等と並べて載せてみるとそこそこ良い感じだがロストワックスの肌在れが目立つ


本来は湯口を切る前にやるべきかと思うが、切ってしまった後なので1.4ミリネジをねじ込んでモーターツールで回しペーパーを掛けた
側面はツルツルになったが上の方は蓋の段差があるので軽く掛けるだけにした


この後で気が付いてもう一度モーターツールで回しながら真鍮ブラシで磨いたら全体にテッカテカになった

ペーパーを掛けながら穴を掘ったときのことを思い出した
ドリルで揉んでいると時々不規則にドリルが引っ掛かる感じがあったのだ
おそらくロストワックスの内部にスが有るのだと思う
つまり表面を削ってもスが出る可能性があるから、上を細く削るのは止めてペーパー掛ける程度にしておくのが良いと思った

以前に組み立てた600では煙室付近が非常に難しかったと記憶している
でまあやりたくないわけだが、それでは進まないのでテキトウでも良いから形にすることにした
煙室は上下取り付け板に幅を合わせボイラを仮にはめ込んでハンダを流した
こうすれば両者がキッチリ合い、しばらくの間煙室とボイラを分離できる

ガラ打ちの煙室前面はどう見ても煙室より直径が大きく、そのまま取り付けると雨宮のそれのようにフランジ状になってしまう
前面を作り直した作品をネットで拝見したことがあるが、この部品が勿体無いので私は使う
前面の下辺をリベットギリギリに削って全体を沈め、煙室に貼り付けてから周囲を少し残してヤスリで削ってしまった
結局奇麗な円形でなくなったわけだが、この程度なら上出来と思う


そしてこれまた難しかった覚えしかない弁装置箱も組み立てた
自分でやり易いように組立順を確認して蓋と上下取り付け板の間に2.4ミリ板を挟んでハンダ付けした


ここまで出来た


スチームドームがテカテカなのが嬉しい
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