凸電の落書きをしてみました

2007-07-08 19:55:39 | 鉄道模型
もうずいぶん前、ウインドウズ-95が発売になったとき、秋葉原でインタビューされて「これさえあれば世界中の人と友達になれる!」と言ってた人をテレビのニュースで見ました。
それを見て「何をトンチンカンな事を言ってやがるんでぃ」とヒネた感想を持った私でしたが、時が経ってみたらいつの間にか沢山の方とお知り合いになれて、こうして拙いブログにコメントまでいただけるようになっていました。

さて、インターネットで出来たお友達の一人にイタリヤの人がいます。
最初は私のHPに掲載した写真を見て人づてに質問してきて下さったのですが、私が少なからず電気機関車について興味を持っている事から、主に古い輸入電気機関車について情報交換が始まりました。
そして知り合うきっかけとなった日立製作所の凸電から話が広がり、ヨーロッパの古い写真を沢山見せてくれたのです。

凸電、そのなんともいえないユーモラスなスタイルは、見ているだけで心が癒されるようです。
私は特に寸詰まりのAEG製B凸が好きだったのですが、日本に来たAEGは銚子電鉄と岳南鉄道、それに大型のEC40しかありませんでした。
それがFullinさんが見せてくれる写真にはAEGに限らず、魅力的な凸電が沢山写っているのです。

トップの絵図面はFullinさんが送ってくれた写真の中でも、最も私の理想に近いスタイルの機関車をモデルに描いたものです。
この機関車の写真を見た時には「@@@!」と馬鹿になってしまいました。(笑
模型どころか実物が欲しいとさえ思ってしまったのです。

模型を作りたいとは思いますが、できるかどうか判りません。
車体を自作しなければならないし、動力装置も問題です。
とりあえずサイズの確認のために銚子デキ3と比較しながら書いてみました。

*どちらの絵も車輪径を10.5ミリと仮定して作図してあります。
*重ね板バネの軸バネ、集電装置(ポールですが)等は省略してあります。

実物は1901年に OERLIKON (聞いた事のないメーカーですが・・) と MAN により ドイツのメーターゲージ NEUWIED という鉄道向けに製造されたそうで、その後 Bad Kreuznach という鉄道に売られたそうです。
さらに1939年には Elbing という鉄道に売られたそうです。(この Elbing という場所は1945年以後はポーランドになったそうです)


↓はスロバキアの Lubochna という鉄道の機関車らしいですが、詳しい事は判りません。
同じ写真に路面電車が一緒に写っているので、たぶんナローゲージのトラムラインで働いたのだと思いますが、これまた魅力的な格好をしています。


これらの模型を今すぐ作ると言うわけではありませんが、こういう絵図面を書いているだけでもけっこう面白いものです。
写真と見比べながら何度も書きなおしているうちに、やっと似ていると思える絵になったのでブログに載せてみようと思いました。

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