ワフ22000 アダチ 2

2013-04-26 06:00:45 | 車掌車・緩急車
さっそくコの字型に曲げてメタルを取り付けた
軸穴がズレないように注意して穴を開けメタルを取り付けた
メタルは先日ボツになった軸受けから回収したカツミ製をハンダをきれいに除去して使用した

ここでまたポカ
21000で経験したように2段リンク釣りがデッキ踏み段に干渉するので(おまけにワフ22000は短軸だし)、
軸受け内寸を狭く 21ミリにしようと思っていたのにうっかり22ミリで曲げてしまった
馬鹿は死ななきゃ治らない、これは他のに転用するか・・・

ともあれ、もう一度作り直す前に強度を試さなければならない
輪軸を10回ほど着脱してみた
左右のメタル内法 テスト前:20.85ミリ テスト後:20.85ミリ
めでたく輪軸の着脱のために広げたことによる変形は無かった

本当は10回なんていわずに100回も広げてみればなお良いのだが、
けっこう面倒だったのと数えながらやってるうちに5回目くらいで広がっていない感じがしたので10回でやめて計測した

ではワフ21000用に板目と平行に曲げて作った軸受けが変形したかと言うと、今のところそんな感じもしない
すでに10回ではきかないほど着脱しているはずだが軸の左右動は最初と変わらないと思う
*元々軸端は左右に遊びがある およそ0.2ミリ程だろうか*

そもそも輪軸の出し入れ時に変形の心配があるなら左右をネジ留めにすれば良いだろうと思われるかもしれない
しかし上下も左右もネジ留めする余裕が無い 上下はフランジ←0.5ミリ→軸受け←0.5ミリ→床板
そのうえ軸受けの左右は上下動しなければならない
ネジ留めするには板を重ねなければならないのでどうにもならない
仮に軸受け上面高さを高くして軸受けを床板に沈めようとすると、車体と床板の取り付け方法も変更しなければならなくなりもの凄く面倒になる
だから 広げて着脱 が一番簡単なのだ

燐青銅製を広げているうちに感じたのは、真鍮製を広げた時の あれ!曲がっちゃった という危うさや、洋白製を広げた時の無理矢理感は無いという事
これは燐青銅板で作った一番のメリットだと思った

先日コメント欄で 稲葉 清高様 からご指摘いただくまで私は板の 目 がヘアライン方向だと知らなかった
今までそういう工作をした事が無かったし燐青銅といえば針金か帯板しか買わなかったので知る必要も無かった
昔TMSで「曲げてみれば目の方向が判る」と読んだことだけ覚えていて、板目は見掛けではなく曲げてみて判断するのだと思い込んでいた

B板はA板から切り離した物 赤矢印はヘアライン方向


買って来た板 180x100 を手で曲げてみると明らかに長辺(図で横)方向が柔らかかった
だからそっち向に使えば弾性が有るのだと思ってしまった
ところがご指摘いただいてから切り離したB板を曲げてみたらヘアラインと直角の縦方向(やはり長辺)が柔らかかった
つまり縦横に曲げてみれば長い辺が柔らかく感じるということ
普通に考えれば当然の事だった
わざわざブログに書くことも無いような事だけれども、おかげさまで一つ覚える事が出来た

*こんなブログをご覧になりコメント書いてくださった事に本当に感謝いたします

また 目と直角には硬いから曲げ難い と railtruck 様からコメントいただいた件は
私のベンダーはマイクロマークから買った安物で下のようなサイズ(18インチ)ですからこの程度の板なら硬さの差は判らないシロモノです


軸受けを作り始めた最初の頃は真鍮板にアクリルカッターで溝を彫りバイスで曲げていましたが、
最近はベンダーの使い方を覚えたので溝無しで曲げています
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