小名浜臨港 C509 (珊瑚 B6) 1

2005-10-16 15:40:46 | 小名浜臨港 C509 / 珊瑚B6
B376 A8 と同様過去製作記をHPより転載する

小名浜臨港鉄道 C509 蒸気機関車
1905(明治38)年 ノースブリティッシュ社(英国)旧ダブスのグラスゴウ工場製
日露戦争で大量に輸入されたB6の一員だが、かなり後の製造のため軍用にはなっていない
輸入当初は作業局1084、後に省、国鉄2359となり1956(昭和31)年廃車
小名浜臨港鉄道では東北運輸局方式のC509と附番された
本線の重量貨物列車牽引に活躍したが、1963(昭和38)年に廃車となり1966(昭和41)年に解体された

2005.10.16 着工
昭和50年ごろにバイトで一時金がもらえる事になった
3万円と聞いてすぐに頭に浮かんだのは、天賞堂新宿店に飾ってあったサンタフェの4-6-0だか2-8-0のブラスモデルだったのだが、いそいそと買いに行ったらもう売れた後だった
仕方が無いので方南町へ行き2番目に欲しかったこのB6を買ったのだった
購入以来塗装もせずに眺めていたのだが、10年ほど前に走行性能を改善してみようと無謀にも改造を始めた
しかしたいした技術も無かったので挫折、そのまままお蔵入りとなってしまった
今回小名浜の機関車が2輌出来たので勢いでこれもやっつけてしまおうと考え、とりあえず上回りを洗浄した

前回の改造では車輪の3点支持とモーターの小型化、2段減速ギアを採用しての低速走行などが目標だったので、加工したのは主台枠と床板のみだった
主台枠はいったんバラバラにし、第1-第2動輪間の横梁(挽き物)がイコライザーの邪魔だったので第1動輪前方に移動
ペデスタルは軸箱上を0.5ミリ拡大、動輪押さえ板は新製し軸箱があたる部分以外にt0.5真鍮板を貼り足し、合計1ミリの軸箱上下動を確保した
イコライザーは第1-第2動輪間は真鍮角棒から作り軸箱に掛けて2点、第3動輪にはめたカラーと新製した従台車間は台枠中央のシーソーで支えて1点とし、全体で3点支持とした

工作再開して最初の工作は第1-第2動輪間のイコライザーを真鍮角棒を止めて珊瑚C62用に交換した


モーターが最高速のときにスケールスピードになれば、トルクも生かせるし速度制御の範囲も広いのではないか?と考えてウ
ォーム1段減速し、さらにヘリカルギアを組み合わせて最終ギア比69:1にした


予定通り低速で走ったので非常にうれしかったが、すぐに困った問題が露呈した
常にモーターが高速回転するのとギアが多数あるためにうるさいのである
おまけに使用したダルマヤのギアはモジュール0.25と非常にデリケートな出来で、私が手工具だけで作ったギアボックスでは精度が追いつかず、回転方向が変わると噛み合いが変わり走行に影響した

B6ギアボックスとD60用試作品


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