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Brugge Style
キッスは3回
ベルギーの習慣のうち、なかなか馴染めないものがいくつかある。
頬に3回キスのあいさつ。
ひさしぶりに会う友人やお祝などの機会に、感極まって抱き合うことはわたしでも全く自然にできるが(これをやる相手はたいていアメリカ人である)、頬に3回のあいさつは単に「かたち」である。
だから生理的に接近したくない人物にもせねばならないことがある。
男性がわたしの頬ではなく、唇をめがけて湿った口を突き出してきたりする時、「セクハラやん」と思うことも多々ある。
今夜もパーティーでそういう目に合い、わたしのテリトリーに入ってくるなああああ!という気持ちを押さえつつ、満面の微笑。
そういえば笑顔って緊張している時に作ってしまう表情なんだそうだ。
納得である。
反対に自分自身がニンニク料理を食した後などは、「ごめん!くさくて!」と心の中で謝りつつ、息を止めながら相手に接近してしまう...(笑)
ベルギー人の友人たちは、わたしが日本人でそのあいさつが苦手ということを知っているので、最近ではよほどの機会でない限り強制しなくなったが、娘にベルギーの正しいごあいさつを教えるためにも、わたしが逃げているわけにもいかなかったりして。
ちなみにこのあいさつ、女性同士、あるいは男性と女性間で行われるもので、わたしの周りに限って言えば、男性同士でしているのは見かけたことがない(握手か抱き合うか、ですな)。
ほら、やっぱりある種の男性からキスされるのは抵抗があるということじゃないのか?
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