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Brugge Style
eau legere
Bottega Veneta のこの香り、このブログには9年前に書いた Cote Bastide の Lin にそっくりだ。
夫がお土産で香水ヴァージョンを買って来てくれたときはぴんとこなかった(たぶん、奥さんがよく服を見に行くブランドの香水だから間違いないだろうと思って決めただけにちがいない)のだが、こちらの「軽い」ヴァージョンを匂ってみたときは一瞬にして「これ!」と思った。
香りを選ぶときはこうでなくてはいけない。いろいろ迷うなら買わない方がましなのだ。
ボトルや名前が素敵だからとか、誕生のストーリーにしびれたからとか、そういう理由で買った香りは、棚の上で肩にうっすらほこりをかぶることになる。
今はこのすぐにかき消える軽い香りと、それからジョン・マスターズ・オーガニックのプリムローズのシャンプーの香りが大好きで、ジョン・マスターズのシャンプーも香りが全然残らないし、あの香りのオードパルファムが出ないだろうか。
そういえばわたしが思春期真っ盛りの頃、「ヘアコロン」というシャンプーが「恋コロン」というキャッチフレーズで販売されたが、ああいうの「美しくない」という理由で使わせてもらえなかったな...
この年齢になったら濃厚なマダムの香りを漂わせて濃厚なマダムになる予定だったのに、わたしが使う香水が毎年軽くなるのは、先日ワンピースと Fiat 500 で書いたように、全部コテコテにしない、というルールを設けているからだ。わたしの好みの服装に母がつけていたようなミツコとか夜間飛行をつけたらもうめっちゃ昭和ですやん。もっともっとおばあちゃんになったらそういうのもいいかもしれないけど。
夫は Tom Ford の Rose Cafe を使っていて、わたしよりも色気のある香りをまとっているのがちょっと気に食わない。
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