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swan lake for ukraine




黄昏れる、春の夕暮れロイヤル・オペラハウス@ロンドン。
空もウクライナの国旗色。

先週末から春分をはさんでからっとした日が続いている。毎日青空を拝める幸せよ。


昨夜はロイヤル・バレエ公演『白鳥の湖』だった。
オデット・オディール Natalia Osipova
ジークフリード王子 Reece Clarke

しかし...
Natalia Osipova 新型コロナウイルス感染のため、急遽Marianela Nunez(今日お誕生だそう!!)が代役に立った。
今シーズン、Marianelaも感染し、予定3回のうち1回しかオデット・オディールとして見られなかったのでキャスティングに不満は全くないが。

Natalia、週末土曜日のチャリティーDance for Ukraineではお元気そうだったのに...
これが新型コロナの恐ろしいところか。だからダンサーを守るためにもマスクしようよ! と思う。劇場でも奨励されているにもかかわらず、マスクをしているのは1割ほどだ。

現在、英国では再び感染者が増加している。
1日の感染者数は95000人(トータルで2000万人。英国の人口が6000万人なので3割が感染したことになる)、うち、イングランドが75000人(トータルで1700万人)。

75歳以上の人と12歳以上で免疫の弱っている人を対象に4回目の摂取が始まり、50歳以上が対象になるのは秋からだとか。
ファイザーがどの変異株にも効果のあるワクチンを開発したそうですね...


公演自体に話を戻すと、Marianelaのバタークリームのような滑らかな足首や動きはもう言うことがないとして、音楽のテンポが一部いまひとつだったと思う。
特に3幕目重要な舞踏会のシーンのオディールと王子のグラン・パ・ド・ドゥ、遅すぎ!! おそらく、Reece Clarkeに合わせているのだろうが、オディールのソロなぞ、レントのテンポじゃないか。あんなに遅いのを聴いたのは初めて...
それにしてもすばらしい筋力!
一方で、彼が長身から繰り出すリフトは見事だった。


花嫁候補を踊った佐々木さんが際立って美しかった!
Dance for Ukraineでオデットと王子のパ・ダクシオンを踊った金子さんも驚くほど(ほんとうに、驚くほど)美しかった!




そして先日販売になったのが、5月上旬に開催されるSwan Lake for Ukraine『ウクライナのための白鳥の湖』。
なななんと、オデット・オディール大御所4プリンシパルMarianela Nunez, Sarah Lamb, Natalia Osipova and Lauren Cuthbertson 。
ジーグフリード王子Vadim Muntagirov 。

オデット・オディールが次々入れ替わって王子を翻弄するんだろうな...

オール・プリンシパルで、大きい2羽の白鳥を Mayara Magriと金子さん、王子の二人の妹を高田さんとYasmine Naghdiでお願いしたいです。


チャリティだけあってお値段も普段よりすごいが、万難を廃して見に行きます!
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