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Brugge Style
白鳥の湖 リハーサル2022
三度の飯よりバレエが好き、わたしの一番好きなバレエの演目『白鳥の湖』がロイヤル・バレエで今夜から始まる。
今週は昨日のリハーサルを含めて3回見に行く予定だ。
しかし、昨日夕方入ってきたニュースに気落ちしている。
今夜のオープニング・ナイトはオデット/オディール Marianela Nunez、ジークフリード王子 Vadim Muntagirovで、とてもいい席を買ってあったのに、なななんと、マリアネラには代役がたつ(Yasmine Naghdi)とのお知らせメールが...
Yasmine Naghdiもとても美しいダンサーだと思うが、ファンとはそういうものなのだ。
珍しく、くよくよモードのモエである。
気を取り直して昨日のリハーサルの話なんぞを。
オデット/オディール Mayara Magri、ジークフリード王子Cesar Corrales。
Cesar Corrales、20歳前後でイングリッシュ・ナショナル・バレエで踊っていた頃は、ナルシスティックでギラギラしたカリスマがあり、一部で絶大な人気を誇っていた。
Tamara Rojo やAlina Cojocaruら、すごみのあるプリマドンナを相手に堂々たる踊りをし、とにかくスカッとするので、彼の出演する日を狙ってよく見たものだった。
ロイヤル・バレエに引き抜かれてからは、角が取れたといえばいいか、丸くなったらいえばいいか、あるいは年齢と経験を重ねたせいだろうか、少年はいつまでも少年でいられるわけではなく、特に目立たなくなったなあ、ロイヤル・バレエ移籍はよくなかったのかなあ、と思っていた...
ところが久しぶりに王道のジークフリード王子を踊るのを見たら、さすがだった。とにかくパリっと正確。ピタりピタりとはまる。
スカッとさせられていた思い出が蘇ってきた。
Mayara Magri、彼女には一種の「硬質さ」(柔軟性がないという意味じゃないですよ)があるのだが、わたしには好みの硬さで、温度の低い華やかさが美しい。
グランフェッテもゴージャスでクリーンですばらしかった。
佐々木万璃子さんが大きい白鳥役で、あらゆる方向から見ても美しかった。彼女もいずれはプリンシパルですね、確実に。
後は...チャールダッシュが強烈によかった!
明日から3月いっぱい『白鳥の湖』楽しみだ。
こちら美しきプリンシパル、金子扶生さんの練習風景。眼福。ぜひぜひ。
おまけ、帰りがけに見た、レスター・スクエアのパブの看板...白鳥。
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