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hamleysでパーティを




クリスマスと年始年末がもうその角を曲がったところに...

お祭りシーズン到来ですな。

我が家では娘とわたしの誕生日が11月なので、今の時期から年末年始まで怒涛のお祝いシーズンが続く。夫の職業柄、連夜パーティーに駆り出される。


ついにこのシーズンが始まった! と感じた、今季最初のパーティの話でも。

ロンドンの華やかな商店街、リージェント・ストリートにそびえるハムリーズ。
創業225年、地上5階、地下2階、ウィキペディアによると世界最古にして最大の、トイザらスなどのように薄利多売を目的としない、老舗おもちゃ屋だ。
子供にせがまれ、旅行中の貴重な時間を割いて訪れた方も少なくないだろう。


先日、このおもちゃ屋を借り切って「大人の」パーティーがあった。

わたしが想像したのは生の「くるみ割り人形」の世界。室内楽が優美に流れ、大人の郷愁を誘う、夢と希望のひととき。


実際はディスコライトが灯り、DJのいる、今時のイケイケ(イケイケと言っているところですでに今時ではない感が漂う。言葉選びには気を付けたい...)パーティだった。まあハムリーズの雰囲気はくるみ割り人形の雰囲気ではないな、と納得。

それでもハルクなどの超人人形がずらりと並ぶ売り場の前に設えられたバアの、ずらりと並んだグラスはシュールでステキ。
蝶ネクタイにさっぱりした髪型のおしゃれな男性たちとの対比も。


閉店後のおもちゃ屋は、閉館後の美術館同様、なんと魅力的な顔をしているのだろう。まるで偶像のある宗教施設のよう。
特にハムリーズの、勢いはあるが建物自体が古びた感じがなんとも邪悪で良い。
パーティースペースを設けるため、棚ごと隅に追いやられたおもちゃの白けた顔と言ったら!


日本の友人家族のお嬢ちゃんに頼まれていたプレイモビルを買えたのが、当夜のひとつのハイライトだった。
おもちゃを買うという行為も特別だが、閉店後のおもちゃ屋で...まるで禁じられたことをしているかのような。


しかし、英国の有名人を紹介されても誰ひとり存じあげないというのはどうなのだろう(うちにTVがないせいだ)。
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