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豊かな頬のキリスト








ナショナル・ギャラリーのパーティーのワークショップのテーマは
カラヴァッジオのSupper at Emmausだった。

鬼才の作品から自分が最も強烈に受けたイメージを
チョークで描くために与えられたのは
レクチャーの中の約5分間。

大人になってこういう機会を全く失ってしまうので本当に楽しかった。
(実は平素もこのイベントを定期的にやっているそう。知らなかった!)


このすばらしき絵画のキリストの顔が丸っ々してるのが、

光と影の強烈なコンントラストや
映像のように動いているのでは? と錯覚させられる右側の男の右手よりも
前々からずーっと気になっていたのでそこを。

他の人、20人が20人(見たところ全員英国人)とも絵画の全体を描いたのに比べ
わたし一人だけが「ほっぺた」にフォーカスしていたのを見た時は...
「これこそが『文化』ってやつなんじゃ?!」
と思った。
(文化:社会を構成する人々によって共有される行動様式や思考様式)

他の部屋でレクチャーを聞いていた夫は
並べられた作品の中から即どれがわたしのか言い当てた。



翌日、留守番していた娘に見せたら
「ママ、これ、私に似てる」と。
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