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5月17日のロードマップ




昨日、帰り道に立ち寄ったスーパーマーケットWaitroseの新聞売り場。
高級紙もタブロイドも、ヘッドラインは「今までの努力を水の泡にしないようにしよう!」。賛成。



もえがこう書き始めるのには、みなさま飽き飽きされてしまったかもしれないが、イングランドは12月から継続する三回目のロックダウンを段階的に解除している途中である。

6月21日をもってすべてのロックダウン規制を全解除するロードマップになっており、昨日5月17日からは、一部海外旅行、飲食店の屋内営業、美術館や劇場の人数制限つき再開などが予定通り許可された。

ワクチンの接種も進み(一昨日の数字で18歳以上の約70%が一回目、約40パーセントが二回目を接種)、つい数週間前までは好調に見えたこの計画だったが、このところ、行く手を遮る不確定要素が浮上している。

英国でも広がりを見せているインド変異株だ。


ジョンソン政権は選挙を見据え、どうしてもロードマップ通りに規制解除して、成功を印象づけたいにちがいない。
人々が待ちに待った飲食店の屋内営業などを再開させなかったら、それがたとえ懸命な判断であっても、大きなマイナスとして国民に記憶されるだろう。


そこで出された案が、弱者(一定年齢以上、医療関係者、既往症のある人など)を対象に、二回目のワクチン接種を4週間前倒しにすることだ。
従来の接種の間の期間が12週間だったのを8週に短縮し、社会的弱者の免疫を強化するという方法と、インド変異株が流行っている地域で18歳以上に接種範囲を広げる方法だ。ちなみに現在、一般の36歳以上は一回目を接種できる。

わたしは年齢的に弱者のグループに入る。

この変更は週末金曜日に発表され、その夜、電話で問い合わせてみたら待機の指示があり(届いたばかりの政府からの文書を読み上げてくれた)、土曜日にワクチン予約サイトを見たら早速工事中、日曜日にはSMSでメッセージが届き、ネット上で予約の変更ができる仕組みに改修されていた。
早速予約を変更。

わたしの二回目の接種も当初の予定日よりも2週間ちょっと早まり、昨日午後、接種完了してきた。
発表があった金曜日から、土日を挟んで月曜日に接種できたのには驚いた。どなたかは知らないが有能。

そして早速、わたし個人のNHS(国民保険サービス)のアプリ上には、接種状況並びにQRコードが表示されるようになった。ダウンロードして印刷もできる。


実は一回目接種の後、38度の熱が24時間ほど出たが、今回は接種カ所の筋肉痛以外、副反応は感じられない。前の症状から考えると今から熱が出るとも思えない体調だ。

2歳年下の夫は一回目後も二回目後もピンピンしていて、一回目後はペンキ塗りをしたほどだ。二回目後の今はパンを焼いている。
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