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Brugge Style
beethoven, piano concert cycle
London Philharmonic Orchestra
Juanjo Mena, conductor
Javier Perianes, piano
Beethoven Piano Concert No. 2, 3, 4
Beethoven Piano Concerto No.1, 5
ロンドンのロイヤル・フェスティバルホールで、二夜に渡ってベートーベンのピアノコンチェルト祭りがあった。
最初の夜が2番、3番、4番、次の夜は1番と5番。
もちろん両方見に(聴きに)行った!
夫は隣の紳士にワクワクした様子で「あなた、昨夜も来ておられましたね」と声をかけられていた。
最近ではマレイ・ペライヤとアカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields)の演奏がとてつもなく最高にすばらしく、今後もたぶんあれを超える演奏を見ることはないだろうと思う。
あの演奏がずっと忘れられない...
一夜目のコンチェルト2番がわたしにはほとんど理解できず、ハヴィエル・ペリアネスって生で聴くとこの程度なのかと驚いたのが、いや、3番4番はとてもよかったです。
3番の良さはもちろん、特に4番の最初の弱音の部分が、どうしたらあんなに静かに優しく味わい深く、しかもきっちり奏でることができるのだろうと。あんなに小さい音なのになぜオーケストラにかき消されてしまわないの...
ところで4番ってほんとうに美しい曲ですよねえ。3番も好きです。
二夜目...やはり彼はピアニシモを奏でるのがものすごくうまいと思う。唸らせられた。
1番も美しく、特にコーダに酔った。
そして真打。5番は圧倒的に圧ー倒ー的にすばらしく、これのために先の4つがあったのかも、と思えたほどだった。
第一楽章ですでに爆発的に盛り上がり、終わったところで会場全体が立ち上がって拍手し始めるのではないかというくらいの緊迫感に包まれ、喜びと期待に会場が膨れ上がっているようだった。
一方、並行して娘は数駅先のロイヤル・オペラハウスでロイヤル・バレエの『ドン・キホーテ』(もちろんMarianela NunezとVadim Muntagirovのペア。わたしはすでに2回見ている)を鑑賞しており、こちらもやはり常軌を逸して素晴らしかったそうだ。
帰りの車の中はバレエとピアノコンチェルトの話で大騒ぎ、23時半に帰宅してから準備しておいた日本のカレーを夜食にしながらほとんどハイでDVDで『ドン・キホーテ』を観てまた盛り上がった。
とてもいい土曜の夜だった!
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