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英国南部は青紫の花の季節




英国の5月、6月は、わたしが最も美しいと思う季節だ。

1枚目の写真は、数年前に庭に植え、今年初めて花を咲かせたまだ若い藤。





5月上旬から中旬にかけては青紫の花が咲く。
藤、ブルーベル、ライラック...

ライラックは花がもりもりとつくので、頭が重く、嵐が来たらすぐに折れてしまう。




首から折れてしまったライラック、どうやって飾るのがいいの??




青い雲のような野生のブルーベルの群生を眺めながら散歩するのは楽しい。


子供のころ、チョコレートのおまけの「花の妖精シリーズのカード」を集めていた。

一番の気に入りは「柳の精」だったなあ。

あんなに熱心に、あれが出るか、これが出るかと集めていたシシリー・メアリー・バーカー (Cicely Mary Barker。20世紀初頭の英国サリー州出身の挿絵画家・児童文学者) のカード、今では全セットを通販で買えたりする。
買おうかなあ、それとも遠い昔に見ていた夢、失った子供時代、としてそのままにしておくかな。

6月はいよいよ、わたしの大好きな芍薬と薔薇だ。


......


今朝は4時起きでベルギーはブルージュの聖血祭へ...

なんとなんと、ユーロトンネルの30分ほど手前、助手席で爆睡から目覚め、「わたし、パスポート忘れた!」と。
夫は「まあこういうことってあるからね」「行かない方が良かった、と後で思うのかもね」と。
パスポートなんかの忘れ物をするのは初めてだ...

どうにもこうにもできなため、Uターンして家に帰ってきました!
わたしたちが帰省するのを楽しみにしていた義実家には申し訳ないし、今日は晴天の予報だったのに...来週リベンジで。
久しぶりに聖血祭は見たかったなあ!

『聖血祭』
13世紀ごろには原型が完成していたカトリックの行列を伴うお祭り。3年ごとにアセンションの日(昇天木曜日)に開催される。
前回2020年は新型コロナ禍でキャンセルされたため、6年ぶり。
フランスの専制政治から街を救った国民的英雄を記念し、また聖書のドラマ化とともに、イエスの聖遺物(血)がブルージュにもたらされた由来を再現する。
今でこそ地味なベルギーだが、13世紀といえば、ブルージュが世界で最も繁栄していると謳われた時代なのだ。
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